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子どもの発達と地域 研究会だより

第3号 2005年3月発行

京都教育センター 子どもの発達と地域研究会



 みなさん こんにちは。春!ですね。「子どもの発達と地域」研究会は、1月に交流会を開きました。そこで学んだこと、話し合ったことを基に、この春からいよいよ研究活動を開始します!
 さて、その交流会の報告から・・・・。


「基本的問題を検討し、当面の活動を決定」


 1月23日(日)
 最初に浅井定雄さん(京都教育センター)から、「子育てネットワークの今日的意義」と題する報告があった。この報告は、当研究会がこれから取り組もうとする課題に関して、基本的な問題をかなり広く総合的に取り上げたもので、今後の会の活動を進めるに当たって一つのよりどころになると思われる。報告の主要なポイントを挙げると、


◎さまざまな地域の取り組みが、現時点では個々バラバラの状態であり、それを結びつけ困難を打開する運動に発展させることが重要。

(1)今の子どもたちは、@衝動的、Aコミュニケーション能力の不足、B基本的生活習慣の未確立、C親や学校に合わせるための「良い子ストレス」から、イライラ傾向が強い。

(2)そのため、親も大変である。

(3)学校はますます競争と管理を強めている。

(4)労働社会の崩れ、商品・消費社会、親の変化、と子どもの姿。

(5)人間らしさの基本が稀薄になっている状況の中で、子育ての困難は大きい。

(6)そのため、子育てのネットワークが求められている。それも多様性と自立性を備えた柔軟な、しかも密度が低すぎず高すぎないようなものが求められている。

(7)しかし、憲法・教育基本法改悪の流れは全く逆に、問題を押さえ込む方向に向いている。そうでなくて、暖かく心の通うネットワーク作りを目指したい。



 この報告の後、これを裏付ける具体的な事例が次々と出された。そして、今後、テーマを絞った研究・討論・協議を重ねていこう、まず、地域の子育てグループの活動をいくつか調査して、それを整理分析し、検討を深めるという方向で取り組む、ということが確認された。(T)


感想文より

●浅井先生のレジメ、後でじっくりと読んでみたいと思います。学校での問題や、これからの教育についての課題など、わかりやすかったです。なかなか学校の先生から、このような話が聞ける場がないのでいい機会でした。(K)

●子育てに悩む親を「ゆるやかに」支えるネットワークというものの必要性に、納得という感じです。京都には無数の子育て支援団体があると思いますが、つながっていけるといいいな、と思いました。(N)

●それぞれの交流は良かった。そうかそう考えたか!と、自分とは違う視点、感じ方があり良かった。(I)

●子どものことをこんなに考えてくれている大人がいるんだということがわかったのが救いです。こんな大人が増えれば、子どもたちも安心して生きられることは間違いないですから!(Y)

●まとめ(T先生)や他の参加者からあったように、課題を整理して具体的な柱で論議していくことが必要かと思いました。人数があまり多くなると工夫が必要になるけど、もっと幅広い人々にも呼びかけていくことも重要だと感じました。(M)


事務局より

 上記のまとめにもありますように、「地域の子育てグループの訪問&調査」をこれから行っていく予定です。夏に向けて2カ所を訪問します。具体的な日程は、またお知らせします。興味のある方は、どしどしご参加下さい!!

 
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