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子どもの発達と地域 研究会だより

第5号 2006年3月発行

京都教育センター 子どもの発達と地域研究会



 みなさん こんにちは。今年の冬の寒さは厳しかったですね。でも、もう少し。春はそこまで来ています。道を歩くとたくさんの春の発見が・・・!
 さて、長い間休んでしまって申し訳ありません。“子どもの発達と地域”研究会、再び動き出します。まずは昨年夏の夏季研感想から・・・・。


「第35回 京都教育センター 夏季研究集会分科会 8月28日(日)」


 テーマは『“地域”の持つ力、“地域”で育てているもの』です。


・シンポジウム形式で討論を行いました。コーディネーターの進行のもと、3団体(左京少年少女センター・つくしクラブ・チャレンジクラブ)の報告も豊かな内容でした。それに基づき、柱立て @ そうした場を支える父母・地域の力 Aそうした活動から育てているもの の2つで討議を進めました。参加者は15名でした。


(感想文より)

●二次元の発達の大切さを学ぶことができました。つくし、チャレンジ、少年団のような活動が京都市内のあちこちに出来てくればいいなと思います。(Oさん)


●子どもが感じる“ふしぎ”を大切にする。子どもの力を信じてあげる。いろんなこと 確認しました。 子育ては親がひとりじめしてはいけないことに気がつかなくてはいけない。子育ての中、どれだけの人とのかかわりで子どもは育つか? 大切に考えていければよいと思う。 子育て、親育て、人間育てではないか? 子どもに負けないように親も育ちたい。(Hさん)

●子どもは学校に関わっている時間が長くなっているように思います。高校生にもなると、授業時数確保のため、7限(8限、0限)まで授業があったり長期休業中も補習、毎日クラブ活動・・・・。宿題も。 学校が子どもの生活の大半を占めているとき、もし、子どもが学校に不適応を起こしたら・・・・と思うと、学校や家庭以外に、子どもの居場所(自分を受けとめてくれる場所)があれば、と思います。
 つくしクラブでは、小学校5年生から中3まで、ずっと関わってくれ、子どもの成長を見てくれているスタッフに、とても信頼ができ、思春期前期の子どもたちの受けとめ場所として、つくしという場がありがたいです。息子は今春つくしの中学部を卒業しましたが、卒業の際のアンケートに、Q.あなたにとってつくしクラブとは? → A.限りなく家に近い存在。 Q.あなたにとってつくしスタッフとは? → A.限りなく親に近い存在。と答えていました。(Fさん)

●他団体の取り組みを交流し、共通した課題を学べた。もう少し、参加団体、青年の参加が多ければ良かった。父母・保護者と子育て団体、指導員との共通認識をつくっていくのが大変だけれど、大切なことと思いました。(Iさん)


こんなに あるよ! “あんな団体・こんなサークル”第4回

西賀茂プレイセンターFKC

 核家族の中で、家事に忙しいお母さんにまつわりついて、駄々をこねている親子の生活がごく当たり前の世の中になりました。子どもの相手をしている、おじいちゃん、おばあちゃんがいません。お母さんのストレスがたまってしまいます。そんな想いから、この「プレイセンター」は発足しました。毎週火曜日、午前10時から11時半まで、子ども連れのお母さん、子ども好きなおじいちゃんやおばあちゃん、この三世代が1つの場所で遊んだり歌ったりしています。童謡を歌ったり、紙飛行機やゴム飛ばしなど、昔ながらの遊びを楽しんでいます。「プレイセンター」とは、小学校入学までの乳幼児とその親のための場所、ということです。「子育てからの解放」ではなく「子育てを楽しみ」ながら、家族が一緒に成長することを目指します。
 今後は、“ベビー・オイルマッサージ”などの新しい取り組みも検討しています。
 ぜひ一度遊びに来て下さい。


連載コラム 原点にたちかえって (京都子ども勉強会事務局長 澤田 稔)
 
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