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季刊「ひろば・京都の教育」第160号

(2009年 11月15日発売予定)


* 編集:京都教育センター+「季刊ひろば」刊行委員会

特集テーマ  1 発達障害のとらえ方と特別支援教育の今後

         2 地域における子育て支援のネットワーク 集テーマ


特集の趣旨


 2002年に文部科学省が実施した「LD・ADHD等に関する全国調査」を受けて、2003年には特別支援教育の在り方に関する調査研究協力者会議報告「今後の特別支援教育の在り方について」が出されました。それ以降、特別支援学級、特別支援学校への再編と特別支援教育コーディネーターの配置が行われていきました。現在も、「特別支援教育」の研修会は盛況ですが、特別な人的配置がなされないままの体制の抱える困難さも深刻になっているのではないでしょうか。そのような困難な中にあって、発達障害をもつ子どもへの理解と支援、学級づくり、保護者連携などについて、学校現場ではどのような取り組みが行われているのでしょうか。現時点での検証が必要ではないでしょうか。

 また、様々な困難を抱える子どもや家庭への支援も含めて、地域における子育て支援のネットワークの果たす役割は、子ども支援、保護者支援、新たな地域づくりといった視点から重要になってきています。京都には、行政や地域・父母、NPOなどを含めて、多くの実践が蓄積されてきています。行政の設定したフレームを広げながら、当事者などのニーズに基づく取り組みは、継続され、発展してきているのではないでしょうか。地域における子どもや青年への支援、若い保護者のニーズにもとづく子育て支援、子どもの課題に応じた子育て支援など、地域におうける支援ネットワークの現状を共有し、発展させていく必要があるのではないでしょうか。 このような趣旨から、今回の特集を企画しました。


■特集テーマ   1 発達障害のとらえ方と特別支援教育の今後

●総論 発達障害のとらえ方と特別支援教育−到達点と課題−・・・・越野 和之(奈良教育大学)

●各論@ 学ぶ喜びのある授業を・・・・由良 泉(京都府・公立小学校)

●各論A 自分づくりを支援する教育条件−−中学校の特別支援教育の現状・・・・水口 宗貴(京都市・公立中学校)

●各論B 昼間定時制高校における特別支援教育・・・・谷口 藤雄(京都府立福知山高校三和分校)

●各論C 青年への特別支援−−社会的自立への支援・・・・明石光昭(京都府・特別支援学校)


■特集テーマ 2
 地域における子育て支援のネットワーク



●総論 地域のネットワーク −子育て支援で考える−・・・・築山 崇(京都府立大学)

●各論@ 「ひろば」だからできること −もっと「ぶらぶらするチャンス」と、あそびと、文化・芸術を−・・・・竹内 香織(特定非営利活動法人 京都子どもセンター)

●各論A  思春期児童への支援と児童館の可能性・・・・森 明美(たかつかさ児童館)

●各論B  青年・ひきこもり支援の現場から・・・・平本喜美子(ほっこりスペース・あい)

●各論C 子育てに必要なもの−−それは「人と人とのつながり」・・・・姫野美佐子(京都教育センター・子どもの発達と地域研究会)


■ 好評連載


●私と京都 日本アドベンチャー・・・ジュディット・クアドラ(ニカラグア出身)

●monpei まんが 「教科」「全員野球」(PDF版)

●平和教育22 ベトちゃんとドクちゃんの発達と平和教育の実践・・・・藤本 文朗(ベトちゃんドクちゃんの発達を願い会代表・教育学博士)

●ひろばるトーク −北から南から−

●早川幸生の京都歴史教材たまて箱(60) 渡し舟(渡し場)(人・物・情報を渡し続けて)・・・・早川幸生

●生き生きセカンドライフ 憧れの研究生活に・・・・吉田 秀樹(退職教職員・中京区在住)


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