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季刊「ひろば・京都の教育」第147号

(2006年8月1日発売)



 文部科学省による「スクールカウンセラー活用事業」は、2005年度に完了し、全国の中学校に週一回を原則に完全配置されたとされています。しかし、今後の方針は明確になっていません。これまでに、スクールカウンセラーも含めて、「チーム支援」の視点から取り組みも蓄積されてきました。今後の教育相談活動の発展のために、学校内外における教育相談システムと実践の到達点と課題を明らかにする必要があると考えました。

 地方では、団塊の世代の定年により、教員の世代交代が今後急速に進行する時期を迎えています。世代間の引き継ぎを含めて、こうした学校現場の状況には、困難さと同時に新しい可能性が含まれています。青年教師のナマの声から、学校と子どもの現状や課題を読み解き、困難さを可能性に転換していく道を拓きたいと考えました。

 こうした趣旨から、今回の特集を企画しました。




■特集1 教育相談と学校カウンセリング

 ●総論 チームを組んだ学校教育相談活動−−その意義とあり方−−・・・・高垣忠一郎(立命館大学)

 ●光と影・・・・田中徳将(立命館大学一回生)

 ●教育相談担当、コーディネーターとして・・・・平本喜美代(ほっこりスペース「あい」相談員・元京都府・公立中学校)

 ●スクールカウンセラーの働き方・・・・辰巳朋子(スクールカウンセラー)

 ●教育相談から見えてくる子どもと保護者と学校・・・・庄田節子(カウンセラー・家庭教育・民主カウンセリング研究会)


■特集2 青年教師から見た学校・子ども−−やりがいと葛藤

 ●総論 いまを生きる青年教師をささえるもの−−ともに成長する喜び−−・・・・築山 崇(京都府立大学)

 ●教員養成を通して、青年教職員の生きがいを考える・・・・小野 英喜(立命館大学)

 ●成長の実感こそが、次の成長への自信に・・・・小柴 真吾(京都府・公立小学校)

 ●日々、よろこびともどかしさの中で・・・・大川 宗一(京都府・公立高等学校)

 ●構成劇にこめられた青年教職員の願いは・・・・駒川 和洋(京都教職員組合青年部担当)


■好評連載

 ●まんが by Monpei 「ストーカー」

 ●私と京都 京都ベトナム留学生会・十年の活動・・・・ファン・リン(ベトナム出身・京都大学大学院情報学研究科)

 ●平和教育H 「国」と「原爆」を裁いた被爆者−−大阪地裁判決にみる−−・・・・小杉 功(原水爆禁止京都協議会(京都原水協)事務局長)

 ●教育・子育て ひろばるトーク

 ●早川幸生の歴史教材たまて箱(47) 井戸−−人の喉と町の活気を潤わせ続けて−−・・・・早川 幸生

 ●ひろば御意見番 墨子(ぼくし)に学ぶ憲法九条・・・・浅井 定雄(京都教育センター)

「ひろば 京都の教育147号」お申込の方は、こちらをごらんください。
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