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季刊「ひろば・京都の教育」第143号

(2005年8月1日発売)


 佐世保、寝屋川、東大阪・・・少年期から青年期の子どもたちが引き起こす「少年事件」は、後を絶ちません。子どもを取りまくネット文化、消費社会、競争社会、不景気などは、子どもたちにどのような影響を及ぼしているのでしょうか。家庭や学校での親や教師との関係、子ども同士の関係はどのように形成していけばよいのでしょうか。「つながり」をキーワードに問い直していきましょう。

 また特に少年事件など、子どもに関わる諸問題の背景の一つには、現代の競争社会、学力競争が存在しています。今日再び文部科学省は、「基礎学力重視」を強調していますが、その中身は明らかにされていません。改めて、つけたい学力の中身と評価のあり方を問い直していく必要があります。
 このような趣旨から、今回の特集を企画しました。


特集1/つながりを求める子どもたち−−少年事件から、見えてくること

●少年事件から子どもの願いを探る・・・・・倉本頼一(滋賀大学)

●子どもの「不安」や「いら立ち」を真剣にわかろうとする大人に・・・・・勝見哲万(京都・親と子の教育センター)

●絆−−人とつながることの難しい時代に・・・・・西浦秀通(京都市立伏見工業高等学校)

●スクールカウンセラーから見た最近の子どもたち・・・・・高垣頌子(スクールカウンセラー)


特集2/基礎学力を問い直す−−つけたい学力の中身と評価

●問われる学力の中身と評価・・・・・松下佳代(京都大学)

●小学校でつけたい学力−−国語教育・「ことばの力」を中心に・・・・・浅尾紘也(京都教育センター国語部会)

●中学校数学で大切にしたいこと・・・・・園田毅(同志社中学校)

●定時制における学力保障の取り組み−−生徒を受けとめ、授業を通して基本的な学習習慣の獲得を・・・・・倉原悠一(元朱雀高校定時制)


好評連載

●私と京都−−歴史、風景、人、どれも興味深い・・・・・ミカエル・フォン・キノーリン(スウェーデン左翼党ポリティカル・アドバイザー)

●まんが−−by monpei 「東北の名湯」「A級サブリ」

●平和教育(5)−−語り部として戦争を伝えたい・・・・・布川庸子(平和友の会)

●教育・子育て−−ひろばるトーク

●早川幸生の京都歴史教材たまて箱(43)−−看板(人々の目と心をとらえて)・・・・・早川幸生

●ひろば御意見番−−教育の世界にも勝ち組と負け組をつくるのか−−行政は教育基本法の立場に立つべし・・・・・藤原義隆(京都教育センター)



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