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「学校統廃合と小中一貫教育全国交流京都集会」実行委員会 主催

2010年9月5日(日)京都市東山区で開催
全国から120名の参加
学校統廃合と小中一貫教育の現状が明らかにされ、
各地の取り組みが交流されました。


 2010年9月5日(日)午後1時半から4時半まで、l京都市東山区の華頂短期大学を会場に「学校統廃合と小中一貫教育全国交流京都集会」が開催され、全国から120名が参加、各地の学校統廃合の様子や反対運動などの取り組みが交流されました。

 集会では、主催した実行委員会の藤井伸生委員長(華頂短期大学教授)が冒頭あいさつを行い、続いて京都教育センターの浅井定雄さんが基調提案を行いました。

 基調報告では、1992年から2007年度までの15年間に、全国で4807校の小中高が廃校になっていることが報告され、参加者に驚きの声があがりました。さらに報告では、最近は小中一貫校の新設を口実に、大規模な統廃合が進められていると問題が指摘されました。

 続いて、歴史教育協議会の中嶋束さんが講演しました。中嶋さんは、東京都の文京区で、学校統廃合と地域の開発計画に対し住民が立ち上がり、統廃合計画を廃止させた運動について報告。講演の最後に、子どもの教育への影響はどうか、学校は地域にとって独自の役割がある、行政が一方的に進めるのでなく徹底した住民合意が必要と強調しました。

 交流・討論の中では、全国各地から、現在進められている学校統廃合と小中一貫教育についての現状や反対運動などの取り組みが報告されました。京都市東山区や宇治市での施設一体型の小中一貫校反対の運動、大阪府門真市の住民の声で計画を凍結した運動、広島市で大規模な学校統廃合計画に対する運動の報告などがあり、交流しました。

 また会場からは、小中一貫校で小学5年から定期テストがやられ、夏休みの勉強合宿が夜遅くまでやられるなどの現状が報告され、「有名高校の進学がホームページで掲載」(東京都品川区)や、「小規模校のよさをもっと見直そう」(福知山市)などの声がでました。

 最後に集会は、「子どもと教育、地域を守る」住民の共同と、教育の「住民合意」をはかるように運動と交流の促進を呼びかけたアピールを採択し、終了しました。



主催 学校統廃合と小中一貫教育全国交流集会実行委員会

連絡先 京都市教職員組合 電話 075-771-9171

2010年9月5日「学校統廃合と小中一貫教育全国交流京都集会」の
報告集(記録・資料集)ができました


「学校統廃合と小中一貫教育全国交流京都集会」のご案内
2010年9月5日 京都市東山区 華頂短期大学で開催します



「学校統廃合と小中一貫教育全国交流京都集会」開催に向けて
2010.7.20 同開催実行委員会事務局員


学校統廃合と小中一貫教育全国交流京都集会」の報告
2010年9月5日(日)全国から120名の参加があり、交流を深めました。



「学校統廃合と小中一貫教育全国交流京都集会」基調提案(全文)

2010.9.5 学校統廃合と小中一貫教育全国交流京都集会実行委員会

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