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季刊「ひろば・京都の教育」第145号

(2006年2月1日発売)


  LD、ADHD、アスペルガー症候群など、学校教育や家庭教育における発達障害の子どもたちとの関わりや支援の在り方は、大きな課題になっています。また、一連の少年事件の公判の中で、加害少年の発達障害にも焦点が当てられてきています。学校教育における「特別支援教育コーディネーター」の果たす役割や課題も含めて、子どもの発達障害と専門機関との連携、教師や保護者の支援の在り方について、実践的に検討し深めたいと考えています。

 また、前号の「子どもとネット社会」の特集とも連動しますが、子どもの学びの世界は、国内にとどまらず世界の情報や人々とのつながりの中で広まり、深まる可能性を秘めています。国際化が進む中で、国内において世界とつながる学び、国外に出かけてつながる学びの実践も広がりを見せています。現代の子どもたちの積極面や可能性をどのように生かしていくのか、実践的に明らかにしたいと考えています。



■特集1 発達障害と学校・家庭における支援

 ●総論 発達障害の診断と学校・家庭における支援・・・・荒木 穂積(立命館大学)

 ●発達障害の本人と家族への支援・援助・・・・田井みゆき(京都ひきこもりと不登校の家族「ノンラベル」アスペルガー思春期・青年期・成人期部門「アスペ・ノンラベル」代表)

 ●軽度発達障害の子どもたちとの出会いの中で・・・・井上 美子(京都民医連太子道診療所小児科・発達相談室)

 ●支援を必要としている子どもと共に歩んで・・・・松田秋子(京都府・小学校)

 ●高校における特別支援教育の現状と課題・・・・我妻 秀範(京都府立須知高等学校)

 
■特集2 国際化・世界とつながる学びと子どもたち

 ●総論 2005年第四回日中韓青少年歴史体験キャンプに参加した中高生・・・・大八木賢治(京都市立勧修中学校)

 ●みんなの力で未来をつくりたい・・・・井上のぞか(京都市立高等学校1年生)

 ●ドイツの学校から−−僕は17歳、11年生・・・・Kai Bosch(カイ・ボッシュ)

 ●援助する側とされる側のズレ−−ODOを考える・・・・山本 敏広(立命館大学文学部四回生)

 ●「国際理解教育とは何か」を問いながら−−帰国児童と共に・・・・夏梅 隆彦(京都府・小学校)

■好評連載

 ●私と京都−−日本で最初の七ヶ月・・・・カルメン・ロサ・カメコウ(ペルー・京都大学大学院農学研究科在学)

 ●平和教育F−−高校生たちの手でつくった「世界の子どもの平和像・京都」−−京都での「子どもの平和像」運動六年間を振り返って・・・・秋山 吉則(洛陽工業高校定時制)

 ●教育・子育て ひろばるトーク

 ●早川幸生の歴史教材たまて箱(45)−−巨木名木(町の顔そして歴史の生き証人)・・・・早川 幸生

 ●まんが by Monpei

 ●ひろば御意見番−−小泉首相の靖国神社参拝−−首相の心の問題では済まされない・・・・高橋 明裕(京都教育センター)



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