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青年教師のための お助け「玉手箱」 5
「職場の人間関係」実践「玉手箱」
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のんびり、ほっこり、楽しみながらの学年づくり
京田辺市立田辺中学校 武田 好弘
(2009年3月10日)
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田辺中学校に勤務して八年目。ここ数年は学年主任と生徒会担当としての役割を担うことになり、忙しい毎日であるが、二学年の五人の担任を少しでもバックアップできればと、のんびり、ほっこり、楽しみながらの学年集団づくりを提案している。
四月には、こんな学年を作ろうと@基本的生活習慣と生活リズムをつけさせる、A生徒の自主活動を作り出す、B学習に対して前向きに取り組む姿勢を評価していく、C新しく来られた先生も含め、みんなで学年集団を見ていく、D教師同士が互いに学びあう場と交流する場をもつ、Eしんどい職場の中にあって、教職員の親睦を最重点にする。この六つの方針を作った。
リーダーを中心に学年・全校でチャレンジ ……みんなで乾杯や!
「ベル着や服装」「掃除」「窓開けキャンペーン」「定期テスト前の学習登山」など、生徒会や委員会を中心に「みんなで声をかけよう」を合い言葉に、取り組みを展開。二年生の放課後のリーダー会では、教師も熱く語るが「声かけができているか、なぜできなかったか」を生徒同士で話し合う。二〇分間で一〇数名が力強く発言、参加した先生から「あいつがネー、中学生日記を見ているようだった」と教師自身も励まされる。最後には、生徒会長のHくんの発声で紅茶を片手に乾杯し、意思統一をはかる!楽しく団結し、いろんな課題にチャレンジしようという雰囲気を作ってくれる。そんなせいもあってか「○○係募集」と言うと、しんどいことと分かっていても絶えず数人が名乗りを上げてくれる。ありがたい。
宿題みんな出せるやろうなー!
冬休みの宿題については曖昧にしないことを学年教師で意思統一。最後まできちんと出させようと、未提出者を援助し、九七・四%(未提出一七/六四四個)の到達点になった。期限には、未提出者三九人を集め「いよいよ三年生、言われたらする自分から脱出を!」と訴えた。最終は八名(休みがちの生徒五名を含む)が残ったが、一人一人がどうしたら提出できるのかを先生方もバックアップ。多くの生徒があきらめずに提出することで、喜びを感じることができた。(出すことは、嬉しい!)
いっしょにやりましょ、おかあちゃん!
学年懇談会[一回目は十一月(二五名)、二回目は一月(三九名)]を学年PTAと協力し実施した。お茶を飲みながら、行事などのビデオを見てもらう。学年の現状についても○×クイズ形式で紹介。景品ありでもりあがる。(学年通信「レッツラGO」を読んでないと良い点が取れません)父母に学年でやろうとしていることを理解してもらうことで、協力体制もできてきた。その後のクラスに分かれての懇談も和気あいあいと。
いつでも、どこでも子どもの話を!
生徒が下校すると「昨日焼きました」と“市販”のお菓子を配り、紅茶ポットを持って「どうぞ、どうぞ」と親睦担当の私が注いで回る。一日で最もホッとする時間である。時にはそれぞれから手持ちのお菓子が出てくるし、季節によってはお奨めの一品(夕張メロンやパイナップル、温州ミカン、新酒)の注文票が飛び交う。学年親睦飲み会は、T先生宅で今年も数回お世話になった。お安く、心行くまでのんびりとさせてもらう。○×クイズに景品付き、時には持ち寄ったケーキを奪い合う。しかし、どんな場でも教師の仕事柄か生徒たちの話で「こんなんやった、あんなんやった」と盛り上がってしまう。学年集団づくりには、教師集団のまとまりが欠かせないといつも強く思うのである。
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