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青年教師のための お助け「玉手箱」 5

「教育について学びたい」 理論編「玉手箱」
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堂々と?人材養成としての教育「京都21世紀教育創造フォニラム」傍聴記

            I・O

(2008年12月10日)



 12月1日の午後、立命館小学校を会場に開催された「第2回フォーラム」は、事前申し込みであったが数百名の参加があり、要員を含めた学生が多くいた。

 主催は京都市教委、京都経済同友会、大学コンソーシアム京都、日経新聞社などで構成された実行委貞会(委員長:堀場厚堀場製作所社長)で圧倒的に黒スーツ姿であった。

 基調講演は張富士夫氏(トヨタ自動車会長)で自身の体験と企業活性化での教育の役割について淡々と語られたインパクトの薄いものだったが、2時間余に及んだパネル討論は多士済々なメンバーで展開された。(以下にその要旨)

・門川大作京都市長「京都には教育を創造した民衆のDNAがある。公立でも小中高12年の一貫カリキュラムを考えている。中2生1万人余が3000余の事業所で体験学習し、学校と企業の垣根を低くしている。学校・家庭・社会総がかりで人材の育成を。(自慢話のオンパレード)」

・松本鉱京大総長「メディアのアウトサイダーな報道が多い、コツコツ真面目にやることに注目を。京都は歴史的に大学に理解あるが、大学への政府投資はOECDで最下位は遺憾」

・陰山英男立命館小副校長「張会長の話に感銘。経済界の人は小学校低学年で理科がなくなっていることを知らない(張氏も堀場氏も領く)。学力低下は反復不足と生活習慣の乱れ、家庭力がいる。これだけのメンバーで『京都理科トップ』をやりませんか」

 最後に蔭山氏は「大阪の教育委員として学テの公表はどっちでもよい。要は先生が一生懸命やってるだけではダ メ、結果を出すようにPDACをきちんとやることだ」(張氏も同感りと力説。

  ※詳細は記録あり    

◎「現場とかみ合ってないけど、一蹴せずに私たちからかみ合わせることがいるなあ」(I・O)

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