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フラダンスに癒されて



         真下 裕子(元八幡市小学校・八幡市在住)
 

早期退職後、フラダンスを習い始めて、五年目になります。

わたしとフラダンスの出会いは、綴喜教職員組合女性部主催のフラダンス体験講座に誘われたことでした。「月の夜は」の曲でフラダンス初体験。カホロのステップ、膝を曲げる姿勢、やわらかいハンドモーション(手の動き)など、慣れないながらも楽しい体験でした。踊る楽しさに加えて、この時のフラの先生が、とても魅力的でした。

「あの先生にフラを習いたい。」という思いが強くなり、フラダンス教室に通うようになりました。レッスンは、週一回、月四回あり、京田辺市まで通っています。

習い始めの頃は、ステップやハンドモーション、目線を覚えるのが、大変でした。ハンドモーションには、風、月、星、あなた、わたしなど、各々に意味があります。ステップにも、カホロ、カオ、ヘラ、カラカウア、アミなど、いろいろな種類があります。裸足で常に膝を曲げて、ステップを踏みます。裸足で踊るのは、大地からパワーを受け取るためなのです。

レッスンや練習を重ねて、一曲踊れるようになると楽しくなり、踊れる曲が増えていくと、楽しくおもしろくなっていきました。

一番難しかったのは、笑顔で踊ることでした。歯を見せてしっかり笑いながら踊ることが、なかなかできませんでした。ハンドモーションやステップに気を取られて、ついつい笑顔を忘れてしまうからです。

笑顔で踊れるようになったのは、初めての発表会でした。

「ハナレイムーン」という曲を踊りました。ライトを浴びて踊ることの気持ち良さや、笑顔で踊れたことの満足感・充実感を味わいました。フラダンスの曲に癒されるのは勿論、華やかな衣装を身に付けて踊る楽しさも、知りました。これで、すっかりフラダンスにはまりました。

フラダンスのイベントにも、参加します。天保山マーケットプレイスや、神戸ハーバーランド、六甲アイランドなどで行われるイベントです。イベントで踊るのは緊張しますが、お客さんの拍手や笑顔がとてもうれしくまた、励みになります。

これから、機会を増やしていけたらと思っているのが、フラダンスでのボランティア活動です。老人の施設などに行くと、笑顔でとても喜んで下さいます。フラダンスに癒されて、楽しいひとときをたくさんの人と共有できればと思っています。


 
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