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■いきいきセカンドライフ


宇治市会議員1年生


             渡辺俊三(宇治市議会議員)

 

 「わたなべしゅんぞうーやー」

 三室戸駅前で演説をしている前を、中学生が手を振りながら呼びかけて通り過ぎていきます。

 議会報告のチラシを全戸に配布していると、玄関先におられた男性が、声をかけてくださいます。

 「渡辺さん、ようがんばったはるな。新聞でよう見ますで。」

 食堂で、前に座った私と同年配の女性が、私をまじまじと見つめながら、

 「渡辺さんやろ。やっぱり! 入れたで!」

 と、話が弾んで、握手。

 再任用3年目で、小学校理科の専科をやっていました。そんな12月のことでした。地域の共産党の現職議員さんに代わって立候補することになりました。市教組の大会で、教育現場を生涯の仕事場に、なんて発言してましたが、暮らしの現場を仕事場にする決意をしました。

 2010年12月22日が教育現場最後の日になりました。理科室で、やり残していた電流計の修理を1台やり遂げました。グリーンカーテンで大きく育ったへちまで「へちまたわし」を作っていましたが、最後の一個を作って、そっと理科室においておきました。

 「ぞうさん先生、ヘーンシーン」(選挙活動用に、地元の墨絵画家の方につくっていただいた紙芝居の題)。12月24日から、駅前で演説。3ヶ月ちょっとの選挙活動でしたが、4票差で、当選。まえくぼ府会議員からつづく32年の伝統ある革新の議席を引き継ぐことができました。

 「要望のあるところ、すぐに駆けつける 渡辺しゅんぞうが行く」が、市会議員渡辺俊三のニュースです。 

  携帯電話が鳴ります。

 「雨が降ると、府道に水たまりができて、車が通ると、全身びしょ濡れになる、何と かならないのか。」

 「わかりました。調べてみて、土木事務所に連絡します。」 

 「娘が下校時に変な人につけられた。あの暗がりに街灯をつけてもらえないか。」

 「現場を見ました。市の道路建設課に、会長さんと一緒に要望しに行きます。」

 「生活保護を受けているが、マッサージ券と針灸があわせて受けられない。何とか し てほしい。」

 「息子が薬物で、逮捕された。どうしたらいいのか、助けてください。」
 
 現場調査をもとに、議会で要望を取り上げ質問。志津川の有害鳥獣被害問題、天ヶ瀬ダムの低周波問題・耐震調査要求、携帯電話中継アンテナの電磁波健康問題、関電余水路暗渠化工事の景観問題、小学校でのフッ化物集団洗口問題、小中一貫校工事の安全問題などなど。

 暮らしの現場は、教育現場におとらず、課題がいっぱいです。 

 「子どもたちに 最善のものを!」

 教育現場での信条、これが私の政治信条にもなっています。

 地域に「渡辺しゅうぞう事務所」をつくって、くらしを守る拠点として、お年寄りから子どもたちまで、誰もが気軽に集える、地域の方の居場所にできたらいいなあと思っています。 

 「渡辺俊三のホームページ」も見てください。ブログ「渡辺しゅんぞうが行く」もあります。是非立ち寄ってください。またそこでお会いしましょう。 

 
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