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■京都教育センターの常設研究会(9研究会)の紹介


地方教育行政研究会

 
 センター設立(1960年)直後から継続する伝統ある研究会です。長くその中心で奮闘されてきた室井修先生が一昨年に亡くなられたあとも、そうした伝統を継承し研究しています。

 地方教育行政研究会は、教育行政が構想・推進している施策等を批判的に分析し、学校・教職員や地域・住民が、子育て・教育活動を豊かにすすめていくための学習・論議と提案をすすめています。
 
 
〜今年度の活動状況〜
 
 
 京都教職員組合との「合同学習会」3回と、「拡大事務局学習会」を1回開催しました。

・第1回学習会は3月12日(土)、テーマを「『学校ごとにつくる教育課程』とは―新学習指導要領本格実施前に学校づくりの課題を考えるー」とし、講演:「学校づくりと教育課程」(植田 健男氏 名古屋大学教授)と報告「子ども・父母・教職員のための学校をデザインする」(得丸 浩一氏 京都市教組)、「子どもの実態に合わせた学校づくり」(谷 隆次氏 平盛小学校)、「教職員の論議を大切にする学校づくり」(谷口 彰子さん 三山木小学校)の3本で行ないました。
・第2回学習会は5月28日(土)、テーマ「教育行政は学校・教職員の声を生かしているか−「教育改革」の検証とこれからの学校・教育行政−」とし、講演:「『教育改革』と教育行政」(中田 康彦氏 一橋大学教授)と報告「教科書問題と教育委員会」(大八木 賢治氏 京都市教組)、「変化しつつある府の教育施策・教育行政」(京都府職労教育支部)の2本で行ないました。

・第3回学習会は7月2日(土)、テーマ「東日本大震災の復興にむけて−自治体・学校・政治の役割を考える−」とし、講演:「大震災の復興と自治体・学校・政治の役割」(森 裕之氏 立命館大学教授)と報告「被災地の現状と復興にむけた課題」(梶川 憲氏 京都総評事務局長)、「学校耐震化の状況は?」(成宮 真理子さん 京都府会議員)の2本で行ないました。

・次回、第4回学習会は11月6日(日)13:00〜16:30京都市職員会館「かもがわ」にて、テーマ「これでいいのか教育行政−首長の権限と教育行政を考える−(仮)」、講演「大阪府の教育基本条例(案)等の問題と学校・教職員(仮)」(丹羽 徹氏 大阪経済法科大学教授)と、京都市教育行政の実態や府下の状況を報告してもらい、交流する予定です。

研究会代表  市川 哲(京都教育センター)  事務局担当 葉狩 宅也(綴喜教組 八幡小学校)
 
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