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ひろば153号 ひろば御意見番

現職のみなさんと共同を

              内田 光俊(京都退職教職員の会事務局長)



 教育現場が大変な状況にある中で、ご奮闘されているみなさんに頭 が下がる思いです。

 この紙面をお借りして私たちの存在について、一層現場の教職員のみなさんと今後親しく共同できることを願って少しアピールさせていただきたいと思います。

 私たちの組織はここ数年特に増加 し、一千人になろうとしています。 府下各地に支部をもっており、現場の教職員組合の支部とほぼ同じ十六支部を構成しています。

 教育基本法が改悪され、一年以上が経ちました。当時、退職した教職員もいろいろな場面で行動しました。

  連日宣伝、署名行動、十六回に及ぶ国会への抗議も行いました。その後も「子どもを守る府民会議」に参加し、京教組や地域の団体と共同してとりくんでいます。私たちは現職時代、「教え子を再び戦場へ送るな」を信念として活動してきました。今も、会則にその趣旨を記載し、平和と民主教育を守り発展させることを 中心に活動をしています。さらに高齢者の人権、生活を守る活動など幅広く多様な行動を行っています。高齢者の団体としては年金者組合につ ぐ大きな組織です。今、特に昼間の行動が必要な場面、要求宣伝、議会・法廷への傍聴など、現職の皆さんがとりくみにくいところを意識的に行動しています。

 各支部では地域でいろいろな懇談会、学習会をとりくんでいます。一方、内部での親睦を深めるためのとりくみも活発に行い、 会員相互のつながりを大切にしています。

 今、憲法問題が特に重要です。私たちは9条を守るため、独自活動として京都の全退職教職員を対象に過 半数をめざす9条賛同署名に取り組んでいます。かなり労力をともなう行動ですが、国民の過半数の支持を得る目標の一環として、ひとり一人に訴えて、行動することを始めています。

 私たちが大切にしたいことは現場の皆さんと協力してとりくむことです。皆さんに少しでも支援が出来ることも考え、お互いに発展できるこ とをめざし、全力を挙げてとりくみたいと思っています。現場を離れると教育の実態がわかりにくくなります。支部でみなさんと懇談し交流を深めることは大変有意義なことです。いろいろな場面で共同していきましょう。

「ひろば 京都の教育153号」お申込の方は、こちらをごらんください。
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