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教育委員会の傍聴

             
教育委員会の傍聴をすすめる会


 2005年1月から12月まで、京都府教育委員会の毎月1回の定例委員会と3月の臨時委員会1回を傍聴しました。現在は「教育委員会の傍聴をすすめる会」としての傍聴活動ではありません。全く個人的な有志の傍聴になっております。ただし府立高教組から必ず出席されて、記録もきちんと作成、配布までしていただいております。

 2005年の傍聴活動の中で変化が見られたのは次の3点です。


1、6月の定例委員会から、当日の傍聴者に議事日程が渡されることになりました。第1開会、第2前会議録の承認、第3報告、第4議決事項及び議案名(もしくは協議)、第5閉会という簡単なものですが、傍聴を始めてから20年近くずっと要望し続けてきたことの一つですから、大きな変化と言えるでしょう。


2、「前会議録の承認」として、前月に開かれた委員会の会議録が読み上げられます。以前は非常に簡単で、議題名と賛成多数で可決という程度のものでした。これが現在は詳細で、相当の時間を費やすものになりました。各委員には同様の文書が配布されていますから、委員はそれを目で追うだけのことですが、傍聴者にとっては大変です。早口で、しかもあまり大きくはない声でペラペラと読み上げられては、記録することは勿論、私などは聴き取ることも困難です。


3、教育委員会のホームページでこの会議録が公開されることになりました。私は見たことがないのですが、会議録が承認されてから公開するのでしょう。


 このような変化が見られる中で、それではホームページを見ていれば傍聴はしなくてもいいと言えるでしょうか。会議録には各委員の発言内容は残されていません。やはり、直接委員の発言に注目していくことは大切だと思います。また、委員会に対しても傍聴者の存在が影響を与えるのではないかと考えています。


 委員会も公開を進める努力をするとのことです。もしそれが本気なら、傍聴者にも資料を配布すること、また委員も大きな声でゆっくり発言してほしいと思っております。開かれた教育委員会にするための第1歩になるのですから。

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