トップ 事務局 教育基本法
速報  

高校入試と通学圏を考えるつどい(概要)

                 主催 東通学圏中学・高校交流集会実行委員会

【日時】 2007年9月21日(土)19:00〜 【会場】 京都教育文化センター 302号室


【概 要】

 京都の公立高校の通学圏の改変の動きに対して、「学校間格差広がる」という不安の声が高まっています。

 京都府教育委員会と京都市教育委員会がさる7月に京都市内と乙訓地域の公立高校の通学圏拡大、選抜方法の改変案を発表しました。

 これに対して、保護者や市民でつくる「東通学圏中学・高校交流集会実行委員会」は、9月21日(土)、京都市左京区で、「高校入試制度と通学圏を考えるつどい」を開きました。

 基調報告に立った府立高教組の佐野幸良副委員長は、「通学圏が1つに拡大され、高校を指定して志願する入試制度に変わった山城通学圏では、不合格者の増加や高校間格差の拡大が生じています」と実態を報告しました。

 そして、「京都市・乙訓地域の制度改変で、実質的な全地域から高校を指定して志願できる枠が拡大されれば、山城通学圏のような学校間格差が広がる可能性がある」と強調しました。

 参加者による意見交換の中で、京都市内のある高校教師は、「通学圏が広くなれば、今以上に公立高校同士で、生徒を集めるための特色づくりが競わされるのではないか」とのべました

。  また、中学生の子を持つ母親は、「通学圏が広がることで多くの学校からどう選べばいいのか不安です。子どものための制度改革なのか、疑問に思う」と話していました。

トップ 事務局 教育基本法