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教育基本法・学習会・・・26           2004・10・10.

                                          土野 友人


  オリンピック と ストライキ

  テロ と スト。

・ 「オリンピックとストライキと教育基本法」って、・・・・関係あるの・・?!

・ 今夏は、地球レベルの異常気象か、ムシ暑さ・台風襲来も多く、困ったものだった。

一方、「アテネでのオリンピック」もあって、これまた特別の意味があったと思う。アメリカの欺瞞に充ちた国家的テロ行為・イラクへの侵略行為、終戦終了宣言後も、より一層多くの殺戮を続けている。NHK−TVは、「金メダル」放映ばかりで、「オリンピックとは金メダルなり」と定義しているようであり、不愉快きわまりない!

 悪しき国家主義に最大限利用しようとしても、「金メダリストたち」の個人的発言からは・・・・さすが、「教育基本法は生きている」と感じさせられた。このオリンピックばかりの放映による作られた世の中で、一般的には児童虐待やイラク攻撃に限らず、(具体的に例えば、8・13米軍ヘリ墜落事件、8・22佐世保に原子力潜入港、8・15靖国参拝・教科書問題、その他、アーミテイジの憲法9条否定発言、日歯連1億円政治献金事件、義務教育費問題・・・・など)その真の原因をしっかりと見つめ考えさせる放映は、陰に押しやられ、少なくされているという二重の悪役をはたしている夏であった。

・ もう一つのおおきなニュースが、プロ野球のストライキである。この方は実に愉快であった。「たかが選手ごとき・・・」発言!

 なんと生意気な! と思っていたら、その発言者は他の事件で、姿を消して・・・、とにもかくにも、見事な土日ストはさすが、働く者のホームランだった。最近の労働者たちは、この宝刀を忘却してしまった感があっただけに、実に良い教材を子どもたちに与えてくれたのではなかったか・・・?

 国家主義ならずも、企業論理を押しつける社会の中で、憲法で保障された労働三権がここでも生きていると感じた。


・テロ と スト

支配者・権力者たちは、どちらも同様に、賛成されにくいものであるだろうが・・・、 テロは不合法でも、ストは合法である。また、「テロ と スト」は「原因と本質」を考えさせられる。また、テロに対して、国家的テロ行為(戦争)という力の政策(経済封鎖も含めて)ではなくて、その原因こそ追及されるべきものであるのにである。一方、ストの方は、弱い者に保障された合法的・本質的なる手段の一つであることを!! である。

・「全米・全大学でのアラビア語の単位を修得した学生は、2002年度6人であったということだ。アフガンは遠い、されどアルカイダはアメリカに近い・・・」と聞く。
教育基本法もしっかりと学習しなければ、権力者たち、政権政党の欺瞞にごまかされてしまうだろう!
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