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教育基本法・学習会・・・・16             04・6・24.

                                        土野 友人


  9・11・・・「11・9 から 12・9へ」
        そして、 7・11 へ !

・ 6・11から、7・11へ。 ゴロあそび(数字クイズ)を楽しんでいるのではない!この日付に年を付け加えると、01・9・11であり、03・11・9,〜12・9、 来るべき04・7・11のことである。9・11はいわずもがな、であっても・・・

11・9とは、投票日であり、12・9は「イラクへの自衛隊派遣・閣議決定」の日であった。(こんなこと、人道的にも許されない! と、12・15にメモしている)   6・11から7・11はといえば、・・・・

 04・6・11,一般紙には全く報道もされなかったし、ましてやNHKなるところでは、言わずもがなであったが・・赤旗では、一面全面に大きく報道されていたことである。赤旗日曜版では、さらなる大きくとりあげられていたのにである。 最近の暗いニュースばかりの中で、希望・展望を与えてくれる、うれしいニュースであった。

   それは、「九条の会」発足:9氏アッピールのニュースである。改憲阻止の一点で手をつなごう、というものである。「自分の支えとなってきた柱が倒されようとしているときに、何かしようと考えた」「黙って見ているわけにはいかない」「今こそ旬の憲法九条の価値を大いに使おう」などと、世界に誇る日本国憲法を守り、発展させようと、日本の知性と良心を代表する文化人九人が呼びかけ人になって、発足!

 教育基本法「改正」の動向も、「新しい戦争・テロとの戦い」とうい口実の中で、激動である。教育が、教育の論理(人間発達の論理)の世界ではなくて、力の論理・競争主義・国家主義の中に引き込まれ、政治課題にされているという不幸な最近の状況になっている。教育基本法の理念を生かし、「文化の創造と発展、真理と平和を希求する人間の育成」ではなくて、殺戮と破壊しかもたらさない「戦争の世界」へと引き込もうとしている。「多国籍軍参加」への審判を、来るべき7・11で示していきたいものである。

・ 今回の自民党ポスターには、「この国を想い、この国を創る」とあるように、教育基本法にも、「愛国心」を導入しようとしている。12・9「イラクへの自衛隊派遣」閣議決定、そして今回の「多国籍軍への参加」独断! これらからも、学校教育の中で、「愛国心教育」の必要性を主張しているのである。

 しかしである。教育は「国づくり」のためではない! 人格の完成をめざしているのである。法で規制して、学校現場を命令で支配しようとしても、それは学校の姿でもなければ、真実、教育の姿でもない! 既に、「日の丸・君が代」で教員を処分している行政権力の方法は、教育の世界とは無関係の世界であり、このようなことは許されないことである。このような矛盾を、更に拡大しようとしているのが、教育基本法「改正」動向である。断じて、許せない! 許されるべきことではない!

人格の完成をめざす世界に、職務命令による「愛国心教育」は矛盾そのものである。 
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