トップ 教育基本法 事務局 雑感目次
教育基本法・学習会・・・・15            04・6・21.

                                       土野 友人


  教育基本法「改正」意見書・府議会への提出:許さず!

・ 突然に知って、驚いている。府議会は明日6・22閉会なのに、その前日の今日6・21(月)の午後に「自民党が提出準備しているらしい」とのこと・・・。「愛国心」なるものを入れたい、しかも、最近は「イラク派兵」強行とも関連して、急速に動いていることなどは、新聞ニュースなどからでも読みとれることではあったが・・・、府議会が、この動向に応じてしまうことを許しては、府民の一人としても、黙しているわけにもいかず、「緊急要請行動」に参加させてもらった。

 6月21日の昼休み、府議会各派・議員団に対して、 教育基本法は「改正」する必要ないこと。たとえ、これを審議するとしても、十分なる議論も出来ないような状況の中で、「意見書なるものを提出するという、その行為そのもの」が許されない暴挙! であると。

・ 2001年4月27日付にて、京都教育センター代表・小林幸男氏の呼びかけによって、京都在住の学者・文化人16氏が 拙速な教育基本法見直しではなく、「百年の大計」にふさわしい、深い教育論議を望みます} という声明(詳しくは、季刊ひろば127号:2001・8参照)をだして、多くの学者・文化人からの賛同を得てきました。 そして今年は、その趣旨を生かして、教育基本法・連続(月例)学習会のとりくみをすすめています。

 論議もせずに(出来ずに)「改正せよ」との意見書を提出しようとすることこそ、論外である。まさに、驚き! である。

・ 驚き! は、小泉政権になって以来、これまた「連続」である。「100年年金、安心キャンペーン」も、年金法強行後、消えてなくなり、不安いっぱいの増大である。「殺人のための道具:武装した人道支援隊」が、今度は、多国籍軍という軍隊に参加して、「人道支援」を行うという。しかも、主権者に一言の説明もせずにである。独断である。その独断結果の文章すら、公表しない。(指揮権は日本にあるという、不可解ぶりである)。

・ 6月・第5章:男女共学での学習会のとき、「男女共同・・・・」なるものの話題があった。なぜ、男女平等という憲法理念を、このような表現でごまかすのか・・・! と。諸外国に対する英文では、はっきりと「男女平等」と記述されているというのにである。 この種の、主権者・国民にたいする「ごまかし」は、憲法9条の理念にたいするものもどうようであり、アメリカの核兵器にたいする、「非核三原則」もしかりであるようだ。

7・11が近い、主権者一人一人がしっかりと、政策を見つめ、ごまかされないことが、いまほど求められている時はない、重要な時期であると思う。
 教育基本法学習会の意義はますます大きい!
トップ 教育基本法 事務局 雑感目次