トップ | 教育基本法 | 事務局 | 雑感目次 |
![]() |
教育基本法・学習会・・・・13 04・6・1. 土野 友人 |
男女共学 ・第6回目を迎える、6月の学習会「第5条:男女共学」。話題提起者からの資料として、京都洛北高校新聞縮刷版からの数ページ分が配布される。事前に見せて頂いた。当時の高校生の一面がうかがえる。もっとも、その資料というのは「男女共学」との関連するところのみの抜粋6点である。 ・(56・10)共学制に弊害あるか!
清瀬発言に抗議 ・(58・5) 封建制に逆戻り・・・別学になることにより。 ・(59・3) 男と女の交際について ・(66・3) 崩れゆく共学・・正しい高校教育を ・(69・3) 男女共学制・・お互いを高めあう。 ・(70・3) 真の高校教育とは・・・(男女共学制) 当時の高校生の発言である。 すごい! と感動である。と同時に、やはりこれだけの経過を得ての今日の男女共学を改めて考えてみる必要性を感じさせた。 高校生が、堂々と時の文相に抗議の主張をかかげている新聞の役割も大きい。まさに、生きた政治教育であり、政治的教養であり、学習者としての当然の発言でもある。 ・ 1,男女交際と「男女共学」:よりよい生活のために! 男女交際のあり方そのものも、随分と形態的にも「変化」してきたとも思う。時代の流れを感じる。「・・・・異性との交際を不良視したり、これを排斥していこうとする偏見・・・・男女が仲良く話し合っていると、それを”恋愛”に結びつけてうわさのたねにしている・・・」など。 ・ 2,「学校づくり」としての男女共学。 「・・・女子の活躍はめざましく、生徒会活動、HR活動、その他の文化祭・体育祭などの行事においても、男女協力しあい、よくこの使命を果たし、共学制が成功している・・・・・・」
・ 3,三原則としての「男女共学」。 真の高校教育のあり方論としての「高校三原則」を、」正面から考え、見つめ論じ評価し、実現していこうとする姿! 良くうかがえる。 ・ 4,民主的な社会の形成者としての「男女共学」 以上、ほぼ四点ほどの特徴にまとめられるように思う。もう数十年も以前の高校生の一面である。今日、50代教職員たち・・・、自らの高校生時代を振り返って語り合えば、今日の教育課題とも関連させて、おもしろいと思った。 |