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教育基本法・学習会・・・・10        2004・5・4。

                                 土野 友人


    5・1メーデー、 5・3憲法記念日。

・「聞け万国の労働者 轟きわたるメーデーの 全一日の休業は 社会の虚偽をうつものぞ・・・ 」と、メーデーの日に、もっともメーデーらしい気分で歌い上げていたものだったが・・・5・2朝刊を期待して・・・、今年はどうなったのか!

 一面トップどころか、二枚目・三枚目・・とめっくっても、めっくってもメーデーの姿はでてこなっかった。ついに最後まで・・いや、そんなことはない! 再度ゆっくりめっくった。かろうじて、一枚の写真とそのささやかなる報道記事である。一方、さすが「赤旗」である。当然といえば当然だが・・・憲法・教育基本法の理念からしても、メーデーが「国民的でなくなりつつある」からといって、こんな報道扱いを受けてもいいのか! とさえ、思った。まさに戦争えの準備なのだろうか? とも思わされた。(はたして、真実、メーデーは国民的ではないのか否か! 働く人々すべてに関係する行動日であるはずだが・・・働かない国民って・・?)


5・1のトップ記事 憲法改正5割超す 9条改正6割反対 (朝日世論調査)

 所感その1: 戦争反対!

戦争とは何か! 誰が、何のために、なぜ戦争行為を起こすのか!

戦争とは殺人行為であり、破壊行為であり、しかもそれが計画的・組織的である。人間の精神をも狂人化させる行為以外のなにものでもない。まさに「悪」である。だからこそ、「善」を必要とし正当化する必要があり、そのために「虚偽」が作られていく。今日的には、「テロ行為」はいけない事を先ず前提に、これを出発点にしている。次に「テロとの戦い」だから、これを「正義」とする。「テロ国家・悪い国・独裁者・・・だから攻撃する」という論理を作っていき、全てを巻き込んでいく。しかし、戦争もやむおえないのではなく、人間としての、人間らしい「戦争」を避ける知恵・努力、「戦争」以外の方法こそ、追求されるべきなのに・・・。9条改正4割の人々よ、戦争の現実をみつめてほしい。国家の安全保障ではなくて、人間の安全保障の観点で、再度考えてほしい!


 所感その2: 「・・・不断の努力・・・」

憲法改正5割を超すとは・・・・、しかし今日、なぜ憲法論議が作られつつあるのか?

第1条から第8条までは、改正というよりも存在しないほうがよいとしても、今日此を主張することで、憲法改正に賛同することではない。なぜなら、今日の改正目的は、明白である。それは、さまざまな意見を巻き込んでいき、改正焦点が第9条にあるからだ!

 自衛隊の存在そのものも、永年かかって次第にエスカレートさせてきた。軍事費では、アメリカという狂人的な国家戦略=軍備につぐ世界第2位まで増大させている? しかも、憲法第9条のもとである。憲法が保障する「自由および権利」は「国民の不断の努力」によって保持しなければならない、とある。さまざまな意見があるだろうが、その意見の違いについても、学習とともに・討論を深めて、「単なる意見」としてではなくて、確信として9条問題にのぞむべきではなかろうか!
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