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教育基本法・学習会・・・・9            2004・4・30.

                                      土野 友人


   ・・・真理と正義を愛し・・・     なるが故に、
      今日の、さまざまな「ごまかし」に騙されるな!

・ 「戦争」は、「真理を被害者にする」旨の「表現」がある。今日の日本の状況は、まさにこれを現実的に感じる。「戦争への歩みの中では、眼前の虚偽すらも、見えなくしてしまう」ことも、恐ろしいことである。

・アメリカ軍と防弾チョッキに守られながらの、僅か3時間のイラク滞在で、「イラクは安全だ。戦場ではないから自衛隊派遣は可能だ」と政府与党としての発言だ! 「人道支援」活動すらできずに「基地内」で待機状態なのに、まだ「安全」なのか? 撤退することもなく・・・・、この出発点からの問題点は、「大量破壊兵器?」未発見・「フセイン逮捕」・爆撃殺戮しながらの「復興支援」・政府責任放棄の「自己責任」押しつけなどなど、問題点のオンパレードである。

・出発点からの、そもそも論になれば・・・あの9・11の後のアフガンにつづくイラクと、一方的な「根拠無き」攻撃も、常に「テロとの戦い」「テロに屈するな!」の強硬論である。何事も全て「テロ」のひとことで放送してきたニユースも、最近では「武装勢力」と表現が変化してきている。時折でも、その「武装勢力」の声も聞かれるようになってきたが・・・。「アメリカの国家テロ」(イスラエルの国家テロも)テロではなくて、「武装勢力」もテロとは言わず・・・・では、もうテロとの戦いは何処に行ったのか・・・?

・アメリカが育てた「オサマビンラデイン氏」、アメリカが育てた「フセイン氏」アメリカがかかわった「イラン・イラク戦争」、その結果の一つとしての「クルト人大量殺戮」「クエート侵略」そして逆に「湾岸戦争」突入! (よほど、戦争ばかりをやりたいのだろう)・・・そして、アメリカによるアフガン爆撃、イラン破壊と殺戮、そして「銃を持ち破壊しながらの復興活動?」・・・ここ数年だけでも、いったいこれは何なのだ!?

しっかりと、見つめ考えなければならない!

・このイラク問題は、イラクの地のことだけではない! 年金問題や消費税問題、日の丸・君が代おしつけ問題から学校教育のあり方、子どもたちへの虐待と、とどまることなしの社会的「悪」の連鎖を作りつづけているようでもある。そして、これの行きつく先が、なんと、「憲法・教育基本法改悪」なのである。そのような世論づくりである。

 いま、学習を深め、真実は何かを追求することは、惑わされ騙されることのないように努力することは、とりもなおさず、「戦争」をしない国・憲法9条を守りぬく大きな力になるのではないかと思うのだが・・・・。
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