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教育基本法学習会・・・・8。          2004・4・8.

                                       土野 友人


  最近のニュースに思う

・卒業式そして入学式、桜の花も満開! まさに春だ!

 なのに、「君が代、日の丸おしつけ」による創造性を崩壊させるワンパターン化した「儀式」。「起立・礼という号令によるロボット化、そして、職務命令による教職員へのしばり!・・・」。いったいこれ何時の世のことなの・・・!?「国歌」を歌った・歌わない、立った・座ったで処分されるという現代?!。これほどの事件に対して、子どもたちの保護者(国民)の行動は「なりゆきまかせ・・・!」なのかな?

・昨夜、夕刊トップ記事。「小泉首相参拝は違憲」「宗教的活動と認定」(福岡靖国判決)ところが、当の首相は「なぜ憲法違反なのか、わからない」と強く反発とか・・また「靖国参拝は今後も続ける・・」と!!

 およそ、一国の首相たる者が、その国の「判決」内容に対して「わからない」ですまされてもよいのか! こんな無責任ぶりが、もしまかり通るとなれば、もう何おかいわんや!である。「立った、座った」で教職員を処分する「行政」が、そのトップ責任者が、いやしくも司法の判断に対して常識的な判断もとれないことと比較して・・・・、もう、何おかいわんや!である。(一人の個人としてではないのだからネ・・・!)

・教育基本法第6条「学校教育」には、「・・・教員の身分は、尊重され、・・」とありますが、この言葉の意味は重要である。「立った・すわった」で処分されることと「尊重される身分」との関連はどうなのか・・・?

・教育基本法第2条「教育の方針」の最後の部分では、「・・・文化の創造と発展に貢献するように努めなければならない。」としめくくられている。学校文化を創造していく一つの発表の場としての卒業・入学式という観点からすれば、全くの逆現象である。処分した教育委員会こそが処分されなければならばいのではないだろうか。

・教育基本法第1条「教育の目的」からも、「・・平和的な国家及び社会の形成者として・・・・」最高責任者の歴史認識がこんなに貧困でいいのか? しかも、戦争の被害国である、中国や韓国政府からも何度となく指摘されていたにもかかわらず・・である。外交の観点からでも、首相として、いかがなものか?

・「フセインを捕まえた」そして今度は「シーア派のムクタダ**師」に逮捕状・・・とにかくアメリカ軍に敵対するものは、次々と・・・ところが、常に「テロとの戦い」と報道し、すべてを「テロ」と言ってきた”いつわりの報道”ばかりであったが、「シーア派との交戦」という表現にかわってきている。あくまで、アメリカ軍サイドの報道に徹していたが、である。

 「モスク爆撃、米軍 無原則攻撃の様相」こんなことをしておいて、「何が、復興支援だ?」もういいかげんにしてくれ! 「支援を!」といいたいのなら、その前に、先ず爆撃を、殺戮を、破壊を、直ちにやめさせるべきではないのか?原爆を意図的・計画的に落とした国なのだから・・・。
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