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京都教育センター 公開研究会 報告



新学習指導要領批判[連続学習会U]開かれる

−−ぶれる指導要領に振りまわされず、今こそ自前の教育課程を!−−

 教育センターの公開研究会として9月13日の午後開催され、30名の参加がありました。講演された小野英喜氏(立命館大学)は、戦後7回にわたる学習指導要領の改訂内容を詳しく分析され、一覧表(A3版)でその一貫性のない変遷について批判されました。府内の学校での自前の教育課程と授業実践例を紹介され、「今こそ授業研究と教育課程づくりを学年、教科からでも」と力説されました。

 実践報告では、得丸浩一氏(市立梅津北小)が浅い認識での発表や記録に固執する指導要領をのりこえ、子どもたちの豊かな感性と表現力を育てるつづり方の実践例を語られ、辻健司氏(市立双ヶ丘中)は世界地理で3つの国しか教えない現行要領のいい加減さを指摘され、3人の学年教科担当で共同して限られた時間で豊かな内容(ヨーロッパ学習の授業づくり)を興味深く学習する展開を紹介されました。  参加された新婦人の父母は、「3ヶ国しか教えないってびっくり、もっと私たちが教科書の実態について勉強しなくては、と思った」と感想を述べられていました。

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