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4月は「さようなら」と 高垣 忠一郎 (京都教育センター代表) 何かが終わり、何かが始まる移行期は、混乱や苦悩の時期でもあります。変わりたくないのも真実だし、変わりたいのも真実ですね。そのせめぎあいを経験し、精神的にも身体的にもバランスを崩して症状を出すことも少なくありません。今年はまたコロナ騒ぎがあり、さらにお疲れになったことだと拝察いたします。くれぐれも心身のメンテナンスを忘れず、ご自愛のほどをまずお祈りします。 人間がその基盤の上に生きる絶対的事実が3つあります。「必ず死ぬ」「自分の人生は自分しか生きられない」「すべての生命はつながっている」の3つです。 人生を旅にたとえれば、この旅にのみ有効(途中下車無効)と書かれた切符をもって、それぞれ独自の旅をしています。「裏をみせ表を見せて散るもみじ」という良寛さんの句があります。80年~100年の人生の前半生と後半生を「表」と「裏」とすれば前半生は獲得の人生、後半生は喪失と自己実現の人生とも言われます。 そして獲得の裏には喪失があり、喪失の裏には獲得があるのです。表からだけ見ないで、陰になる裏からも見る。複眼で人生をみる。人生を奥行きもって見る作法ですね。否定的に見えることの裏に肯定的な契機が潜んでいることに気がつきます。気がつけば「お陰さまで」とも言えます。あの苦しいことがあったお陰で、今日の自分があると言えるようにもなります。 「社会内存在」としての自分、「宇宙内存在」としての自分、二つの自分を中心にして生きる「楕円形」の存在が人間なのではないでしょうか。その人間は「世間相場」のモノサシと「生命相場」のモノサシと二つのモノサシをもった目で人間や世の中をみることも必要でしょう。大人になるとは、「働く」ことと「愛する」ことができるようになること(フロイト)と言い バリバリ働い |
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子どもたちの ねがいにこたえる 学校づくり ー「京都府高 障害児教育運動の歴史」学習会の記録よりー |
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このほど,府高障害児教育部で、見出しの学習会のまとめの冊子を出されました。その紹介をさせてもらいます。 はじめに 教職員の世代交代と軌を一にして障害児教育の大きな路線転換の中で行われた「言葉狩りと共 この冊子は、その歴史の転換点を見つめてきた世代と新たな輝きを見せている若い世代の架け橋となることを願って行った学習会の内容をまとめたものです。 「発達の主人公は 教育活動の主人公は そんな学校を 「学校がすき!」と大人も子どもも言えるようになってほしいとの願いを込めて、この冊子 2020年1月 以前から、これまでの障害児教育部の歴史をまとめようという話がありました。具体的に検討を始めた この話し合いの後、2018年2月に行われた府立特別支援学校長会の研修会で参加者に配布された府立特支校長会発行「最後の晩餐」という冊子の存在が明らかになりました。この内容は、養護学校義務制前後から障害児学校の教職員が努力を積み重ねてきりひらいてきた京都の障害児教育の歴史や成果の蓄積を誹謗するとともに、当時の教職員や教職員組合などの活動を一方的に中傷するものでした。障害児教育部の各分会ではいっせいに各校の校長と対応し、京都府高、京教組は京都府教育委員会と対応しました。 この校長会発行冊子は「過去を引き継がない」と、これまでつくりあげてきた教育の歴史をすべて否定し、不当労働行為など野蛮な行政権力を使ってトップダウンの学校運営と教育内容に転換させようとするものでした。より豊かな教育や障害のある子どもたちに即した新しい教育内容の創造のためには過去の下地や膨大な蓄積に深く学ぶことが求められます。「過去を忘れてください」とその歴史を無かった これまで障害児教育部が中心となり、多くの教職員や関係者と進めてきた障害のある子どもたちのた 私たちは教職員組合として「あらためて障教部運動50年間の学校づくり運動を再確認し合い、今後 50年以上前、京都の障害のある子どもたちと保護者の「私たちも学校で友だちと勉強したい」という 2020年1月 電話075-751-1645 |
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