行事報告
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「来春から変わる!小学校教科書を検証する」
9/20 センター公開研に32人が参加
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センター「学力研」と「国語研」の共催で開かれた公開研究会には、府内の小中高の現場や退職者、研究者、出版関係者など32人が参加して熱のこもった報告と討論が展開されました。
「国語」についてこの間、集団的に各社の教科書を分析してこられた西條昭男さん(センター国語研)をはじめ、審良さん、倉本さん、石澤さん、得丸さんから各分野の批判と実践方向について報告されました。
「算数」については、下田正義さん(乙訓)から京都全域で占有している「啓林館」の問題点と変化について教材に沿って話され、東教文部長から各社の比較検討が報告されました。
特別報告の形で「どうする小学校英語」(宇治・山添光司さん)、「教科書価格の適正化」(出版労連・三木清樹さん)の提起が行われ、討論では、増ページになる新教科書では学力格差と落ちこぼれが容認されること、道徳の具体的押しつけが強要されることから私たちの実践力量を高めることの重要性が指摘されました。
〈以下に2人の感想文を紹介します。〉
●中学校で国語を担当していましたが、今年3月に退職してゆっくりと教科書を見れるようになり、自分の35年間をふりかえっています。今日ここで学んだことは「ああ、なるほど」と思うことがたくさんありました。組合関係で現職との交流もあるので広めていきたいと思います。(H)
● 高校での学習は小中の延長にあることを痛感している最近です。小学校教科書の改訂は、何年後かに高校生に対して確実な変化をもたらします。その意味で、今日の学習会に参加して、神話の掲載についてはびっくりですが、勉強させて頂きました。(M)
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行事案内
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第41回京都教育センター研究集会
【設立50周年記念集会】
開催日:2010年12月25日(土)〜26日(日)
【全体集会】
日時 2010年12月25日(土)13:00〜17:00
会場 ルビノ堀川「加茂の間」
参加費 500円
全体会内容
○ 記念鼎談「戦後民主教育と今日の教育課題」(仮題)
堀尾輝久氏(前民研代表)&野中一也氏(センター代表)
○ 3人の現職教職員によるトーク「教職員の成長を促すもの」
【分科会】
日時 2010年12月26日(日)10:00〜16:00
会場 教育文化センター全館
センター9研究会による:「地方教育行政」「生活指導」「学力問題」「発達問題」「地域と子ども」「カウンセリング」「高校問題」「国語教育」「障害児教育」など各分科会
【設立50周年記念のつどい】
日時 2010年12月25日(土)17:30〜
会場 ルビノ堀川
会費 5,000円 (事前申し込み必要)
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当面の公開研究会のご案内 |
「子どもの発達の筋道を考える」
〈京都教育センター 子どもの発達と地域研究会主催〉
10月11日(月)13:00〜 京都教育文化センター301号室
「今日の生活指導実践から」
〈京都教育センター 生活指導研究会主催〉
11月28日(日)13:00〜 京都教育文化センター301号室
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新刊紹介
教育センター室でも扱っています |
『思春期のゆらぎと不登校支援 U子ども・親・教師のつながり方』
春日井敏之 著 ミネルヴァ書房 2800円+税
U認め合う居場所とつながりの実感を
思春期・青年期の自己形成と支援のあり方、臨床教育の視点から双方にとっての支援の意味を問う。
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『水源の里 綾部で文化を紡ぐ U中学生からの 地・生・輝 づくり』
吉田武彦 著 ウィンかもがわ 1500円+税
地域の人々が支える学校、地域のにない手が育つ学校づくり。過疎の農山村地域で取り組んだ、未来に生きる豊かな学び。
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『京都山科 音羽・大塚・音羽川 二千年の歩み』
鏡山次郎 著 つむぎ出版 2500円(税込)
ふるさと山科の二千年/中世の山科七郷と自治の伝統/音羽地域の二千年/幕末の山科史/四ノ宮地域の二千年/山科における戦争の爪痕を訪ねて/四ノ宮におけるまちづくり住民運動 他
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京都教育センターホームページにアクセスを
http://www.kyoto-kyoiku.com 検索「京都教育センター」
京都教育センター事務局や公開研究会の活動をはじめ、センター通信、季刊「ひろば・京都の教育」、教育センター年報、研究集会、教育基本法に関する様々な資料など、多彩な情報を提供しています。
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