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民主教育
−−戦後京都の教育運動史−−

国民教育研究所・京都教育センター 監修
民衆社 1974年6月20日発行(1300円)
執筆者
細野武男・上田義昭・奥田修三・木下義次・君和田和一・佐藤昭夫・杉本源一・寺島洋之助・野中一也・吉川勝弘・水口正・安永武人・山本正幸
目 次/民主教育
 
 刊行にあたって・・・・・国民教育研究所
 はじめに・・・・・京都教育センター代表・立命館大学総長・・・・・細野武男
 
第1章 第二次世界大戦以前の京都の教育連動
         −−戦後にひきつぐその進歩的伝統
 T 戦前京都の進歩的・革命的伝統−−「古くして新しい」革新的現実
 U 戦前京都の教育運動
   1 明治・大正期の京都の教育・教育運動
   2 昭和(戦前)期の京都の教育・森育運動
 
第2章 占領支配と平和・民主教育の建設(第一期)
         −−京教組紡成からレッド・パージまで
 T 組合結成と生活擁護闘争
   1 平和・民主教育の創造をめざして−−京教組結成から今日までの組織変遷
   2 初期占領下の生活と権利を守るたたかい
         −−二・一スト、京教組二四時間ストとたたかいの前進
 U 占領政策「転換」下の教育防衛とレッド・パージのたたかい
   1 経済九原則と教育防衛闘争
   2 平和・民主勢力ヘの破壊攻撃=レッド・パージと京教組のたたかい
 
第3章 教育への権力支配・組織攻撃と京教組のたたかい(第二期)
          −−京教組分裂・旭丘闘争にみる民主教育への破壊攻撃
 T 組織破壊・分裂攻撃と統一へのたたかい−−京教組の分裂から統一まで
   1 朝鮮戦争前夜の分裂攻撃−−その背景とねらい
   2 分裂の経過と特徴
   3 組合統一へのたたかいとその教訓
 U 軍国主義教育・「偏向教育」攻撃と旭丘闘争
   1 軍国主義教育をすすめる「教育二法案」
          −−池田・ロバートソン会談と旭丘「偏向」攻撃
   2 旭丘中学校における民主教育の画期的前進
   3 民主教育破壊・「偏向教育」攻撃に抗する旭丘闘争
   4 旭丘闘争のもつ意味と教訓−−いま、最高裁の問われているもの
 
第4章 勤評を阻止した京教組のたたかいと民主府政(第三期)
 T 教育の国家統制に抗する勤評闘争
   1 教師への権力統制をねらう勤評攻勢
   2 府教委による勤評の強行
           −−知事の「勤評反対」声明に支えられる現場の団結
 U 勤評阻止をかちとった京教組のたたかい
   1 府民・地域共闘とともに勤評阻止へ
           −−勤評強行に対決する現場のたたかい
   2 広がる民主教育を守る勤評阻止のたたかい
   3 統一戦線の発展をになった勤評闘争の特徴
 
第5章 国民教育運動としての安保・学テ・高校全入闘争(第四期)
           −−国民の教育を守る運動の展開
 T 安保闘争と国民教育運動
   1 勤評闘争から安保闘争へ−−平和と民主教育を守るたたかいの意義
   2 安保闘争の教訓とあらたな課題
 U 学力テスト反対・高校全入運動と国民教育運動
   1 「勤評・学テ」体制と教育要求の高揚
   2 学力テスト反対闘争
   3 高校全入運動のおこりと背景
   4 高校全入運動の正しさ
   5 高校全入運動の今日的課題
 V 国民教育研究運動の展開−−六〇年代の教研活動を中心として
   1 安保闘争高揚の中に教育センター設立
   2 学テ・全入を通じて地域教育運動・教科研究の発展へ
   3 教育研究集会と教育センターの活動
   4 地域教育運動の展開
   5 青年教研運動および教研の今後の課題
 
第6章 教育運動の展開と民主的教育内容の創造(第五期)
            −−統一戦線・民主府政・教育運動の推進と国民の教育権確立
 T 全国統一闘争・賃闘の展開とその役割
   l 反共主義・軍国主義強化と教育の反動化
            −−労働戦線分断とあらたな思想攻撃
   2 統一闘争としての賃金闘争の展開−−一九六〇年代賃闘の特徴
   3 国政の革新をめざす統一闘争の役割
            −一九七〇年代の賃闘=政治革新への志向とたたかい
 U すべての子どもに教育権の保障を
   l 高校三原則こそ高校教育民主化の道
            −−「一五の春を泣かすまい」高校教育
   2 民主教育の核心をつく障害児教育−−子どもにあった学校づくりを
   3 住民の生活建設と民主教育
            −−ゆたかな教育・機会均等を保障するへき地・定通教育
   4 差別をゆるさず自主的・民主的同和教育の発展
   5 前進する大学・私学のたたかい
 V 地域に根ざした民主的教育内容の創造
   1 地域に根ざす教育実践・内容の豊富化
   2 父母とともに生活に根ざした教育の創造−−久美浜町・川上小学校の実践から
   3 自主的集団・集団の規律を確立する人間をめざして
            −−峰山町・峰山中学校の実践から
   4教師集団の団結で職場における教育方針づくり
            −−京都市・九条中学校の実践から
   5集団学習で学力向上=高校三原則の展開と充実
            −−大江町・府立大江高校の実践から
 W 教育の自由の確立と自主教研の前進
            −−国家統制をはかる官製教研に抗するたたかい
   1 軍国主義・国家統制強化のなかの官製教研
   2 教育の自由の獲得と自主的・民主的教研の推進
 X 民主府政・統一戦線を推進する京教組運動
            −−すべての子どもにゆきとどいた教育を保障するために
   1 革新自治体の確立が教育を真に保障する基盤
   2 蜷川民主府政を推進させる統一戦線・民主勢力
            −−七〇年・七四年の知事選挙の意義
   3 教育における統一戦線の発展
            −−地域住民とともに前進する教育運動
 
終章 戦後京都教育連動の特徴と課題
            −−民主府政・統一戦線をささえる教育運動のあらたな役割
   1 憲法・教育基本法にもとづく民主教育の確立ヘ
            −−京都における教育運動の特徴
   2 前進する民主府政とともに民主教育の発展を−−教育運動のあらたな課題
 
資料=戦後京都教育運動史・年表
 あとがき・・・・・京都教育センター事務局長・野中一也
 
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