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京都教育センター          2006.9.20

     
教科教育研究会・国語部会通信

         編集・発行 教科教育研究会国語部会(会員用:部内資料)       

              第 11 号

国語部会の活動の充実を
     京都教育センター・教科教育研究会国語部会

  京都教育センター教科教育研究会国語部会が活動を開始して、今年で3年目。2006年度のは、04年度・05年度の活動をさらに充実させたものにと、考えています。

  今年度の事務局体制は、昨年の体制をさらに広げ、
国語部代表   野中一也
事  務     西条昭男 得丸浩一 浅尾紘也

             の体制で活動を進めています。


  国語教育をめぐる状況は、さまざまな問題をもち、課題があります。それをどのように克服し、子どもたちの力を伸ばす国語教育実践を進めていくか、論議をふかめていくことをめざしています。
  今年度の活動として、これまで、6月のセンター公開研への参加、通信発行などにとりくんできています。
  今後の活動として、

 11月センター公開研/「国語教育の危機、どうする!」集会
 *京都教育センター冬季研究会のとりくみ(国語分科会の設置)
 *通信活動の充実
          などにとりくんでいきます。


  国語教育に問題意識を持つ、多くの方々の参加で、緊急の課題となっている、私たちのめざす国語教育をどう構想し、どのように実践していくのかを論議し、輪を広げ、具体的な実践を進めていきたいと考えています。積極的な参加などのご協力をよろしくお願いします。また、国語部会の活動などに、ぜひご意見などをお聞かせ下さい。                       ( 事務局 )
第3回「国語教育の危機、どうする!」集会
      〜 京都教育センター06公開研究会 〜
 2006年11月4日(土)午後1時開会
 主催 京都教育センター国語部会
    京都民主教育推進委員会国語分科会
    京都国語教育研究団体連絡協議会
          
 研究テーマ
   国語教育の空洞化に抗し、
   私たちのめざす国語教育実践を
 会   場
      京都市・町屋「古武」
       京都市上京区大宮通五辻上ル
 
 日程/内容
1:00 開会あいさつ      野中 一也(京都教育センター代表)
1:15




 
分野別
課題提起
 
言語・説明文教育   
浅尾 紘也(国語部会事務局)
文学教育      
審良 光昭(京都はぐるま研)
 
作文教育
     小松 伸二(京都綴方の会)
2:30







4:30
  閉会
パネルディスカッション

 
国語教育の現状をどうとらえ、
わたしたちのめざす国語教育をどう進めるか
  パネラー 倉本頼一(京都はぐるま研究会)
        小宮山繁(京都綴方の会)
        得丸浩一(国語部会事務局)
  司会   石澤雅雄(京都綴方の会)

 
  京都の秋、その風情を残す
町屋で「国語教育」を語ろう
 
 私たちは、国語教育の現状が「空洞化」され、さらには「崩壊」の危機を迎えていると考え、これまで、二回の研究集会を開催し、国語教育の現状とそれを乗り越える国語教育実践について論議を深めてきました。
 しかしながら、例の「読解力向上プログラム」や学習指導要領改訂の方向性などに見られるように、その現状はますます歪んだものになってきています。
私たちは、その状況をどうとらえるかを論議するとともに、「今こそ、確かな国語教育の構造を提起し、その実践を進めていくことを示していく機会」ととらえて、とりくみを広く進めていきたいと考えます。
 国語教育の現状をどうとらえ、どのような実践を進めていくのか、ともに語り合いましょう。多くの方々の参加をお待ちしています。
       *問い合わせ、連絡は
          浅尾紘也(京都教育センター国語部会事務局

  京都府の「基礎学力診断テスト」の検討を

   今年度も、京都市をのぞく府下全域で、4月に4年生,6年生の全員を対象、に「テスト」を実施しました。
 例の読解力低下が国際調査で明らかになって以来、「読解力向上プログラム」などをはじめとして、それへの「対症療法」がさまざまに具体化されていますが、この「テスト」にもそれが見えています。
 もともとこれらの「テスト」は、何に問題があり、どうそれに対していくかが問われるための「資料」となるべきものですが、現実には、「府平均」よりも上か下かばかりが問題にされ、その「責任」が現場の教師や学校におしつけられ、機械的な「対症療法」が強要されるという、生産的創造的なとりくみをめざすものにならず、点数に一喜一憂するという状況だけがあります。
 私たちは、もっと本質的に、
   ・この「テスト」で、何が測れるのか
   ・問題やその項目構成、内容に問題はないのか
   ・極めて低得点の問題などに、どのような課題があると考えるのか
などを明らかにしつつ、
・国語教育として、何をどう問題としてとらえるか
・何を課題としてとりくみを進めていくのか
を明らかにしていかねばならないのではないでしょうか。
 また、今回の「結果」には、現在の国語教育の「空洞化」の実態を反映してのものが見られます。
 こうした視点からの「検討」をもっと進めていくべきでしょう。
 この「通信」でも、その意見交換をしていきたいと考えています。ぜひ、多くの意
見などをお寄せ下さい。
 

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       *問い合わせ、連絡は
          浅尾紘也(京都教育センター国語部会事務局  
 
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