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京都教育センター          2005.10.1

     
教科教育研究会・国語部会通信

         編集・発行 教科教育研究会国語部会(会員用:部内資料)       

              第 8 号

2005年度 京都教育センター夏季集会
第8分科会報告


「ことばの力」「国語の力」の現状と問題点を深めよう
                   京都教育センター・教科教育研究会国語部会

 国語教育は、その「空洞化」がますます進む現状の中で、PISA調査などにみられる国語の「学力低下」の問題にもかかわり、「ことばの力」「国語の学力」 についての論議を深めねばならない課題に直面している。

 今年の国語部会が担当する第8分科会では、その「課題」にもとづいて、標記のテ ーマでの報告・提起と討論を進めた。

1・国帝の学力低下をどう見るか

 午前中の分科会では、国語部会事務局の浅尾が提起をした。その要旨は、次のよう なものである。 「国語の学力低下をどうとらえるか」という閉居は、当然の事ながら、「国語教育をどう 考えるか」という本質的な間膚を基本としている。私たちは、「指導要領・国語科」の国 語教育観こついて、これまで−斉してその「首誇技術主義」偏重を批判してきたそし てこの音詩技術主義は、その領域構成が表しているように、「聞く・話す・書く・読む」と いう、音詩活動を繰り返せば言語が習得され、カがつくといったもの(言語活動主義) であることを批判し、それでは言語換作の技能だけに集約されてしまう(官爵技術主 義)ことを指摘し、それを乗り越え、「ことばの力」のつく国語教育実践を提起してきた。 この蜂起は、「国語教育・三分野説」として、国籍教育を「言語教育(説明文教育をふく む)」「文学教育」「作文教育(綴方教育)」として構想し、それぞれの独自性を大切にし ながら、「ことばの九をつけていくことが子どもたちの人間的な成長(人格形成)につな がる教育としての国語教育となることを考えてきたというものである。 ここに来ての「国籍の学力低下」の問題は、このように「学習指導要領・国語科」の基 本的な問題が、極卓軌■こ露呈していくような状況へと進められていったことが基本的な問 題である。文科省は、またもや、その責任を現場教師におしつけつつ、「朝学習・宿題・            @

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