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       教科教育研究会 国語部会2004年度経過 
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       1.2004年度活動の経過と概要 
       今年四月に立ち上げた国語部会準備会は、体制が未確定で不十分であり、その課題の未消化の部分をもちながらも、活動の継続をめざしてとりくんできた。 
       部員としては、現在25名で、京都市・京都府下の国語教育研究サークルなどに参加して活動しているメンバーが中心である。 
       しかし、事務局がまだ体制がとれず、ひとりで進めている状況であり、代表も未定となっている。 
       しかしながら、国語教育の危機・空洞化が懸念される現場の状況の中、この国語部会(準備会)が立ち上げられた意義は大きいと考える。 
      2.具体的活動の概要 
      @ 「国語部通信」の発行 
       準備会段階とはいえ、その課題は緊急なものが多い中、活動の方向性をできるだけ多くの意見や要望をくみ上げ、より具体的な活動を構想していく上でも、情宣活動のもつ意味は大きい。 
       国語部会では、それを「通信」活動を中心としてとりくんできた。 
      「国語部通信」は、5月に第1号を発行してから、6月に第2号、8月に第3号、9月に第4号、12月に第5号を発行してきた。 
       内容としては、今現場での課題とすべきテーマを中心においた。 
      A夏季研究会の分科会討議 
       センター夏季研において、国語部会(準備会)が中心となり、特別分科会「子どもたちの『ことばの力』の現状とその問題点をとらえ、国語教育の課題を考える」をもち、報告と討議を深めた。 
      B例会の開催 
       これについては、三回の例会開催を予定していたが、結果的には、もつことができなかった。これは、市内・府下では、国語教育のサークルの例会や定期的な研究会・研究集会の開催が恒常的にとりくまれており、それを縫っての開催には困難さがあること、独自の課題が整理されていないこと、国語部会としての中心に担うべき任務についての共通理解が進んでいないことによる。 
       基本的なことからの整理をめざしたい。 
      3.今後の課題 
       これからの課題は大きい。 
      @事務局体制の確立 
       部会として独立していくための準備会としての基礎が十分に固められたとは言えないが、部会として確立していく意義と方向性は一定明らかになってきたと考えられる。 
       したがって、代表の確定と事務局体制の充実は、急務である。センター事務局と連携をとりながら、早急に進めていきたい。 
      A活動の精選 
       市内・府下の自主的民主的国語教育研究団体・研究会との連携をいっそうはかり、国語部会としての課題とテーマ、方向性を確立し、具体的な活動内容を構想していくことを進めたい。 
       とりわけ、各サークル・研究会のとりくみの集約点の一つとしての活動が大切ではないか。 
      B通信活動の充実 
       国語教育の課題を共通認識し、それにどう対するのかを広く構築していくためにも、現場の具体的な状況を把握し、理論的実践的にどう克服していくのかを考えるためにも、「通信」の発行を定期化し、充実をめざしたい。 
       まだまだ課題は多いが、私たちの理論的実践的な国語教育の財産である、「京都の国語教育・三分野説」をどう確かなものにし、広めていくかをめざし、今後の活動にとりくみたい。 
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