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京都教育センターの活動・2004年度総括
 
淵田 悌二(京都教育センター事務局長)
 





1, 夏季研究集会

 
 恒例の夏季研究集会は、第35回として今年も8月最終の土・日28〜29に行われました。「教育改革と教育の公共性を問う」をテーマーにして、第一日目午前・立命館大学・藤岡惇氏の講演「経済民主主義にもとずく新しい地域づくり」、午後は3つの分散会、第2日目は各研究会による研究集会を分科会形式で、おこなわれました。(詳しくは、当センター年報として、まとめています)。昨年同様、約150名の参加をえて、行われました。2005年度は、全国教育研究集会が日程を変更して8月に実施されることもあって、当研究集会のもちかたと共に、日程も検討する必要があります。


 
2, 冬季研究集会


 
 従来は、冬季合宿研究会として行われていましたが、昨年は日程1日のみでした。今年は、教育基本法・連続(月例)学習会の取り組みもあって、その最終日に総括集会を冬季研究集会に位置づけ、独自の研究集会を開催しませんでした。2005年度については、再検討が求められています。


 
3, 教育基本法・連続学習会


 
 「教育基本法・連続(月例)学習会2004」として、文字どうり毎月の土曜日10:00〜12:00、(会場費が不要であること、参加者は当初の予定では、少人数で、学習・研究を深めて、その成果をまとめて発信していくつもりでしたので)会場も当センター室で行うことで出発しました。毎回約30人ほどの参加者がありました。毎回新しい参加者も増えていきました。約100名、延べ450名の参加がありました。(概略は、当年報で報告しています)その成果は、2005年3月に出版します。教育基本法「改訂」動向もありますが、来年度の活動にどう発展させていくかが課題です。


 
4, 教育研究集会への参加


 
 毎年秋に行われる、教職員組合・教育研究集会での各分科会には、共同研究者として参加してきました。民主教育推進委員会やその他の学習会などにも積極的に参加してきました。各分科会討議充実させるためにも共同研究者体制の発展が課題です。


 
5, 季刊誌「ひろばー京都の教育」


 
・ 5/1:138号・内と外に開かれたネットワークを、不登校の多様化と居場所づくり。
・ 8/1:139号・京都府南部の高校入試、・高校生活と進路選択をめぐって。
・11/1:140号・いまなぜ特別支援教育なのか、・学力・発達保障と学習集団。 
・ 2/1:141号・教員評価制度と教育実践、・教師の生きがいと自己形成。これらを特集として、発行することができました。教育問題が山積している状況の中で、「ひろば」を活  用した教育懇談会などのとりくみが期待されます。読者の普及も課題(財政的にも)です。


 
6, 出版活動


 
 ・「京都教育センター年報」第17号を、2005年3月に発行。
 ・「ひろば」も予定どうりに季刊として発行。
 ・「教育基本法・連続(月例)学習会」では、毎回の速記録を発行。その合本も発行。
 ・「みんなで語ろう 教育基本法」として、約200名の発言を含めて、12回にわたる各話題提起を一冊にまとめて、2005年3月に出版します。
 ・その他、各研究会でのニュースも発行。
 これらは、全国の各地民研にも発送して、交流を深めています。


 
7, 研究活動


 
 ・各研究会がそれぞれ独自に活動を展開しています。夏季研究集会には、その公開研究会としても、分科会も開かれています。今年度は、「子どもの発達と地域」「教科研究会:国語部会」の二つの研究会が新たに発足して、活動しています。詳しくは、当年報にて報告されています。教育センターでは、各研究会の活動に期待されるところが大きいです。
この発展が、共同研究者体制とともに課題です。


 
8, 教育運動


 
 ・教職員組合とともに、また「京都の教育を考える府・市民懇談会」「教育委員会の傍聴活動」など、さまざまな市民教育運動にも参加してきました。


 
9, 事務局体制


 
・ HP設定以来1年が経過しました。メールの活用もできるようになり、事務活動に大きな役割をはたしました。また、故小林幸男代表からの蔵書の整理もすすめられました。
・ 事務局次長欠員のままでしたが、決定。更なる、発展が期待されます。
・ 連続学習会のために、事務局会議が月例1回程度になったことは、克服課題です。しかし、企画検討会がその役割をはたしたことは、前進面です。 


 
顧問:    貞広太郎(立命館大学名誉教授)、藤原義隆(京都民教連運営委員長)

代表:    野中一也(大阪電気通信大学教授)

副代表:   室井修(近畿大学教授)、 臼井照代(元・府立高校校長)

事務局長:  淵田悌二(元・公立中学校教師)

事務局次長: 中西潔(元・公立中学校教師)

研究部長:  築山崇(京都府立大学教授)

ひろば編集長:春日井敏之(立命館大学助教授)

事務局会議メンバー:
野中一也、室井修、臼井照代、築山崇、春日井敏之、宮嶋邦明(京都府立大学教授)、市川哲(京都教育センター)、中須賀ツギ子、深沢司(京教組・教文部長)、中西潔、淵田悌二、(藤原義隆)。
 

・川畑康郎(元・市高教組委員長)、浅井定雄(京都教育センター)、小田喜美子の事務活動の協力を得ています。
・各研究会体制は、それぞれの研究会報告参照。             以上。 
 
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