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京都教育センター 発達問題研究会

2007年6月度 公開研究会報告

 この内容は、2007年6月23日に行われた京都教育センター発達問題研究会主催の公開研究会の概要を、京都教育センター事務局の責任においてまとめたもので、あくまでも暫定的なものです。正確な報告については後日、同研究会より「記録集」が発行される予定ですので、そちらをご参照ください。


京都教育センター発達問題研究会主催 6月の公開研究会

奥丹での地域活動

地域は子どもたちに何ができるか



講師:堀井篤さん 元立命館高校
報告:和気徹さん 向陽高校
報告:棚橋啓一さん 教育センター地域研

子どもたちの発達に地域はどうかかわれるのだろうか 学校と地域の活動をどう繋いで行けばよいのだろうか 今、みんなで子どもの発達を語り、教育を語り合おう

場所:京都教育センター室 (左京区聖護院川原町4 旧教育会館2F)
日時: 2007年6月23日(土) 開場13:00 開会13:30〜16:00
参加費:300円
主催京都教育センター 発達問題研究会 電話075-752-1081


 「奥丹の地域活動−−地域は子どもたちに何ができるか−−」をテーマに、京都教育センター発達問題研究会主催の6月度公開研究会が、2007年6月23日(土)教育センター室を会場に行われ、活発な討論が行われました(写真)。

 はじめに、発達問題研究会の西浦秀通事務局長が、挨拶をかねて公開研究会の主旨を説明。西浦氏は、ここ数年、発達研では「子どもの発達環境」の研究に取り組んできており、ここ1〜2年は、子どもの発達と地域研究会と共に、「子どもの発達環境としての地域」について研究を深めてきていることを報告しました。

 続いて、元立命館高校教師の堀井篤氏が、 「奥丹の地域活動−−地域は子どもたちに何ができるか−−」と題して約1時間報告しました。堀井氏は、永年にわたる奥丹後での子どもたちを育てる地域についてのさまざまな取り組みを紹介し、とりわけ「たたら製鉄」づくり実践での子どもたちの感動や成長について報告しました。


 休憩の後、続いて向陽高校の和気徹氏が、学校での子どもたちの自然観察活動について報告。とりわけタンポポ調査などの結果をふまえ、外来種の影響で日本種に遺伝子的混合が起こっている危険性などについて強調しました。

 最後の報告として、京都教育センター子どもの発達と地域研究会の棚橋啓一氏が、子どもの発達と地域の果たす今日的役割について、自分が関わった子どもプール開設経験も含めて報告。棚橋氏は、子どもの発達には、子どもの発達課題に則した活動を、その能力をすでに獲得している大人や指導員と共に、自主的活動として展開させる必要があると話しました。

 討論では、地域が果たせうる可能性や、課題などについても交流されました。また、堀井篤さんから、奥丹の地域活動の補足的な報告も行われました。

 この公開研究会の詳細については、後日、発達問題研究会より「記録集」が発行されています(部内資料)。会員のみなさんは、詳しくは、そちらをごらん下さい。
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