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2004年度のまとめ
                         
      京都教育センター 家庭教育・民主カウンセリング研究会


1、2004年度のまとめ

 今年度は異例の猛暑、季節はずれの台風、地震等々自然の災害に襲われ尊い多数の命が奪われました。一方、イラクでは、激しい戦闘が繰り広げられ、全く罪のない多くの子供や女性達、そして、一般民衆が殺されています。そこへ日本の小泉政権もアメリカのブッシュ政権の大義なき侵略戦争に追随して、憲法違反の自衛隊を出兵させています。こんなことはついこの間まで想像することが出来たでしょうか。私達にできることは何なのか、考えさせられる1年でした。  思わぬ災害に見舞われたり、理不尽な人災の中で生活していると、人間は心を病んでいきます。ますますカウンセリングの大切さを痛感します。そこで、当研究会では、昨年に引き続き、公開のエンカウンタ−・グル−プを2度開催し、多くの新たな参加者を得ることが出来ました。また、グル−プ・カウンセリングを19回、個人カウンセリングを101回実施しました。要望は増える一方ですが、センターからの補助金の削減にともなって、金曜日に活動を固定し、グループ・カウンセリングの実施回数も半分にするなど、全体に活動を縮小した結果、昨年より大幅に回数を減らすことになりました。  回数を減らした分、興味ある研究会にしようと、月例研究会では、会員ができるものを提供して、ワークショップ形式で学び合いました。その中で、会員が、自分の生活している足元の人間関係を改善し、周りに学びを広げて行っています。私達のできる「静かなる革命」(ロジャーズ)を目指して。

2、活動の経過

 第1・第3金曜日―個人カウンセリング

 第2金曜日─グル−プカウンセリングと個人カウンセリング

 第4金曜日─ワークショップと個人カウンセリング

◇ワークショップ

@1月23日 構成的グループエンカウンター            担当  庄田

A2月27日 傾聴訓練                      担当  庄田

B4月23日 ミニカウンセリング                 担当  庄田

C5月28日 生適対話法(自己自身との対話)           担当  梅澤

D6月25日 SPトランプ(自己理解・人間関係改善)       担当  庄田

E9月24日 エニアグラム(9つの性格)             担当  丸山

F10月22日 さいころトーキング(話す・聴く)          担当  庄田

G11月26日 私がこれまでお世話になった人(人生を振り返って)  担当  内田   

H1月28日 1年を振り返って。

今後の活動について

  また、「親と子の教育センタ−」とも有機的に連携しながら、学校や教職員組合の研究集会や、「不登校の子を持つ親の会」・「子の『非行』に悩む親たちの会」に参加するなど多方面に活動を広げていっています。強いもの勝ちの世の中では人間不信が渦巻き人々は一層心を閉ざし合っています。今こそ、親も教師も体験的に人間尊重の精神を学び、育ち合う人間関係を築いて行くことが一層大切だと思われます。


2005年度の活動方針

 溢れるばかりの物と慌ただしく流れる時間の中で人の心は緊張と不安をかかえ戸惑って います。その隙に、憲法と教育基本法の改悪が企まれているのを感じます。今、私達は出来る事から取り組んでいくしかないと、今年も昨年と同様の計画を致しました。親と教師が手を携えて真に人間が大切にされる社会・教育に寄与したいと思います。


2005年度の研究会体制

代表者  勝見哲万

副代表者 奥田宣子・山下正子

事務局   芦田幸子 梅沢博子 庄田節子 平本喜美代 丸山顕子

会員     略


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