1、2003年度のまとめ
自公を中心とした現政権により今年度は憲法改悪へ向けて大きく梶を取った1年でした。後を絶たない「少年事件」もそんな社会を反映して、人間関係の希薄さと人間存在の不安定さを見せつけた1年でもありました。その意味でも、カウンセリングの重要さを感じさせます。
昨年に引き続き、公開のエンカウンタ−・グル−プを2度開催するほか、グル−プ・カ
ウンセリングを41回、個人カウンセリングを112回実施しました。人間の生きにくい
時代を反映してか、個人カウンセリングの要望が強く、センタ−の仕事日まで別室をお借
りすることもありました。
2、活動の経過
第1・第3金曜日─グル−プカウンセリングと個人面接
第4金曜日─理論研究(テキストは西光義敞「暮らしの中のカウンセリング」)と個人面接
テキストが11月で終了したので、1月からは、理論研究の日に会員からいろいろな提供を受けて、カウンセリングを体験的に学ぶことにした。
当面の予定
@1月23日 構成的グループエンカウンター 担当 庄田
A2月27日 傾聴訓練 担当 庄田
B4月23日 ミニカウンセリング 担当 庄田
総会は3月予定
また、前述のようにエンカウンタ−・グル−プを開催するほか、11月に真宗カウセリング研究会と共催して1泊2日のワ−クショップも開催。「親と子の教育センタ−」とも有機的に連携しながら、学校や教職員組合の研究集会や、「不登校の子を持つ親の会」・「子の『非行』に悩む親たちの会」に参加するなど多方面に活動を広げていっています。しかし、強いもの勝ちの世の中では人間不信が渦巻き人々は一層心を閉ざし合っています。今こそ、親も教師も体験的に人間尊重の精神を学び、育ち合う人間関係を築いて行くことが一番大切だと思われます。
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