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学力・教育課程(学校づくり)研究会
2004年度 学力・教育課程研究会 まとめと方針
小野 英喜
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1.活動のまとめ @学力・教育課程研究会は、今年度、新しい事務局体制をつくり、部会研究の活動を活発にする取り組みを進めた。その一つが、「学力・教育課程研究部会だより」の発行で、もう一つは独自の学習会の開催である。2月の今年度部会の発足に当たって、学力・教育課程研究会は、次のような研究計画を作成したが、@「二ヶ月に一回の例会の開催」は、今年度も例会として研究会を持つことはできなかった。
A「各種民間研究会と合同して、『学力・教育課程研究大会』を開催すること」については、2004年5月29日に京都教育文化センター205号室で実現した。この研究大会は、「今、学力保障のあり方を問う」というテーマで「学力の基礎をきたえどの子も伸ばす研究会」と「京都到達度評価研究会」との共催によって17名の参加を得て開催できた。この研究大会では、「一斉授業の再生・復権を―習熟度別授業では、学級が崩壊するー」久保斎先生(京都市立新林小学校)、「家庭学習会で学力回復を」澤田稔先生(京都子ども勉強会代表)、「中学校における評価改善の取り組み」西原弘明先生(京都市立洛北中学校)の3氏から実践報告を受けて討論・協議をした。また、8月に開催された教育センターの夏季研究集会では、本研究会が28日の第一分散会「基礎学力と習熟度別学習を考える」と29日の第3分科会に責任を持ち、レポーターの依頼や運営を担当した。
B研究活動としては、「観点別評価についてその実態と問題点を調査」、「学力の変化を各種の調査」、「総合的な学習の時間など新しく導入された教科にいてその実施状況と問題点を明らかにして教育課程の課題を検討する」ことを計画したが、部会体制の不十分さもあり研究は部分的に進んだが、具体的な調査はできず不十分な活動に終わり、次年度の活動に引き担ぐことになった。
C「部会委員の拡充と恒常的参加の体制作り」については、新しい方たちの参加も得て充実する方向に進んでいるが、目標からの到達点は十分とはいえない。この中で、部会のニュースの「京都教育センター学力・教育課程研究部会だより」の発行することによって研究活動の広報と継続的な連絡体制をつくることができた。今年度は下記の5号を発行し、研究部会員に郵送することができた。
04年度「学力・教育課程研究部会だより」の発行
2.今後の方針と部会の研究計画
@二ヶ月に一回程度の例会を計画する。
各種民間研究会と合同して、『学力・教育課程研究大会』を開催すると共に、例会への参加を府下の教職員と研究者・父母などに広く参加を呼びかける。
A研究活動は、昨年に引き続き、ア)「観点別評価についてその実態と問題点を調査し、課題と改善の展望を明らかにする」、イ)「子どもの学力の変化を各種の調査で明らかにし、基礎学力としてどのような内容と方法を保障するかを提言する。」ウ)「『総合的な学習の時間』や高校の『情報』など新しく導入された『教科』の実施状況と問題点を明らかにして、教育課程の課題を検討する。」というテーマで進める。
B部会委員の拡充と恒常的参加の体制作りを進めるために、「委員の拡充によって部会の研究体制づくり」と、部会のニュース『学力・教育課程研究部会便り』の発行を続ける。
C京都教育センターの活動を支える。
D研究会の体制(部会委員)
【事務局】
代表 藤原義隆、 事務局員・中須賀ツギ子、淵田悌二、小野英喜、
会員 略 |
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