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京都教育センター学力・教育課程研究部会
2014年度第2回公開研究会
 

これまで学力問題と言えば、小学校・中学校・高等学校の枠内で議論することが中心になってきました。しかし、子どもたちは小・中・高の教育を経てどうなったのか?大学生の学力や学びはどうなっているのか?以前とは大きく様変わりした大学のあり方を含めて、いろいろな問題を耳にすることが増えてきました。

 本研究部会では、大学教育のあり方や学生の学力実態にも目を向けることで、小・中・高の教育課題がより鮮明になると考え、下記のとおり11月の研究会を公開で開催します。 

■テーマ「大学教育まで見通して考える学力保障の取り組み」
■日時:2014年11月16日(日)13:30〜16:30
■場所:京都教育文化センター 301号室
(京都市左京区聖護院川原町:京阪電車「神宮丸太町駅」、東へ徒歩3分)
■内容
○基調報告・提起 「大学教育の多様な実態から考える学校教育の課題」
             鋒山 泰弘 先生(本研究部会代表・追手門学院大学)
○実践報告
@ 「大学教育を進めるにあたっての基礎学力」       小野 英喜 先生
A 「授業を通して見える学生の今=教師・学生の眼から=」 中西 潔 先生
B 「40年ぶりに『学生』としてみた大学教育」      島貫 学 氏
C 「中学校現場から〜生徒の学力と進路」         宮本 政和 先生

呼びかけ
 鋒山先生から―「少子化のもとで、定員確保のために、基礎学力に課題をもつ学生を多数受け入れている大学から、入試選抜を経て高い学力を持つ学生をグローバル人材として育成することをめざす大学まで、日本の大学は多様な改革を強いられている。そのような多様な大学教育の実態から、小学校、中学校、高校の教育の課題として何が見えてくるのか、論点整理を行いたい。」

*小野先生には、診断テストの結果などから見る大学生の基礎学力の実態を報告していただきます。

*中西先生から―「授業の中から見える学生の特徴や学力について感じること、学生の眼から見た今の大学生の特徴などについて報告します。」

*島貫氏(元高校教諭)から―「定年退職後、聴講生として大学に通う「学生」の立場で大学での体験や雑感を報告します。」

*宮本先生から―「指導要領の改訂に伴って、学習内容が大幅に増加するとともに発展的内容が追加されました。すべての生徒の学力がそれに追いついているのでしょうか?一方で公立入試制度が大きく変わり、高校間の学力格差の拡大が現実の問題となってきました。中学校現場で感じていることを報告し,みなさんとともに考えていきたいと思います。」

主催:京都教育センター学力・教育課程研究部会

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